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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一遍の詩のような美しい清冽な時代劇の傑作です,
By 日本アイン・ランド研究会 (名古屋だったり広島県福山市だったり) - レビューをすべて見る
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たまたまテレビで昼間に放映されていたのを、手作業しながら横目で見ていたのだが、導入部からびっくりした。藤村志保さん演じる御殿女中がお殿様の側室を暗殺する場面の流麗でかつ凄惨な美しさ!こんな時代劇が1962年に作られていたのか!と新鮮な驚きがあった。悲劇の出生の秘密を背負った若き天才剣士(市川雷蔵)の清冽な生涯を、美しい映像で描いていますが、時代劇にありがちな湿度の高さや感傷はありません。クールでハードボイルドな時代劇です。いまどきの時代劇の方が、よっぽどしょうもない。脳萎縮だ。 脇役陣がまたいい。すでに亡くなられた俳優さんが多いが、昔は、時代劇に出てリアルさが出る「役者」らしい風格のある方々が多かったのですね。万里昌代さんのヌードも美しいです。ひょっとしたら、この映画は、「女の力」が裏テーマなのかもしれない。ともかく、日本の時代劇は、黒澤明ばかりでないよ、三隅研次を観なくっちゃ!!
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
脇役陣も素晴らしい格調高い時代劇,
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天知茂と藤村志保が素晴らしい。この二人の出演シーンは少ないです。 そして、セリフも少ないです。 でも、二人とも何とも言えない素晴らしい表情を見せてくれます。 目は口ほどにモノを言うと言いますが、この二人の目は口以上にモノを言ってます。 柳永二郎も落ち着いた渋い演技を見せてくれます。 脇役陣が良いと作品に厚みを増します。 寝ころんで観るようなチャンバラ映画ではなく、きちんと正座して観るような時代劇です。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
喜八節はじける痛快時代劇 岸田森が印象的,
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オープニングからマカロニウェスタン調の佐藤勝の音楽に乗せて砂あらしが吹く宿場に現れる高橋悦史と仲代達也はかなり印象的。典型的な時代劇の殻をやぶる岡本喜八の演出が炸裂する。原作が山本周五郎(「砦山の十七日」)なので、藩を建て直すことにやっきになる若侍をサポートする主人公達という設定は黒澤明の「椿三十郎」(原作はやはり山本周五郎)と似ているし、「用心棒」と同じ久世竜の殺陣もさえてきまっている。特に冒頭の暗殺シーンは迫力満点。砦山に七人の若侍が立てこもってから彼等を助ける元侍の仲代達也は椿三十郎に重なるが、今回は浪人ではなくヤクザにアレンジされておりより喜八的でもある(助太刀屋助六に通じるところがある)。一方、農民あがりで武士になろうとし、仲代をサポートする高橋悦史は突進型の殺陣が活きている。 ストーリー的にも娯楽面を重視したテンポの良い喜八節が炸裂してマカロニウェスタンを彷彿させる痛快さを十二分に味わえる(黒澤も「用心棒」がマカロニウェスタンに影響を与え日本に逆輸入されたというところか)。 そして登場人物のなかでも、砦山に立てこもる若侍たちの暗殺を命じられる浪人集団たちから組長と呼ばれ親しまれるストイックな浪人を演じる岸田森は極めて印象的。彼の役がこの物語の隠し味になっていることは間違いない。 全体的に娯楽性を追及し、迫力満点の殺陣と癖のある役者で固めたエンターテイメントといえる。時代劇といって敬遠すると損をする逸品だ。
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