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斜めから見る―大衆文化を通してラカン理論へ
 
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斜めから見る―大衆文化を通してラカン理論へ [単行本]

スラヴォイ ジジェク , Slavoj Zizek , 鈴木 晶
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,730 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

理論化された高次の文化と、通俗的な大衆文化を重ね合わせ、そこから社会の見えない主体を浮かび上がらせる、ジジェクの透視図法。ヒッチコッカからS・キング、あるいはマッカロウからロメロまで、大衆文化の豊かな実りを存分に愉しみながら、ラカン理論の核心を解き明かす。同時に、民主主義という形式的普遍主義にひそむ陥穽を告発。東欧ポスト・マルクスのラディカルなヴィジョンを鮮烈に展開。

内容(「MARC」データベースより)

理論化された高次の文化と、通俗的な大衆文化を重ね合わせ、そこから社会の見えない主体を浮かび上がらせる、ジジェクの透視図法。大衆文化の豊かな実りを存分に愉しみながら、ラカン理論の核心を解き明かす。*

登録情報

  • 単行本: 346ページ
  • 出版社: 青土社 (1995/06)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4791753755
  • ISBN-13: 978-4791753758
  • 発売日: 1995/06
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 ラカンを読むのは難しい。独特の数学的な概念のせいなのか、最初から翻訳などすることが無謀なのか。「エクリ」を三ページほど繰ってみよう。解説書もなしに、自分の力だけで読み解けるだろうか。だからといって、世にあふれる解説書におもしろ味が欠けているのも実情だ。

 そういう意味では、本書は優れたラカン入門となっている。<他者><現実界><対象a>といった独特の概念が、ジジェクの映画分析を通じて、わかりやすく説明される。同時に、解読し尽くされたと思われていたヒッチコック映画に、ラカン分析の立場から新たなる光が当てられる。どちらも見事で、ただただ舌を巻いてしまう。

 それだけではない。「斜めから見る」というタイトルからも推量できるように、一見、ジジェクは高次!精神分析を使い、低次の大衆文化(映画や推理小説など)を読み解いているように見える。しかし、ジジェクはそこまで高慢ではない。あるときは映画に精神分析の理論を補填させ、あるときは精神分析の方に推理小説の結末をなぞらせるなど、自在に軌跡を描く。その考えてみると、本書はジジェクの思考を追う絶好の書でもあるようだ。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 虹鱒
形式:単行本
最高です!

ラカン理論を下敷きに、SF小説批評、ハリウッド映画批評、ヒッチコック批評、推理小説批評などのヒッチコックを除けばいわゆる「古典」でない作品を通して、精神分析批評とはどういうものかを論じます。扱っている作品が身近なため不勉強な自分でも楽しく読め、かつ批評、分析は非常に鋭く、精神分析の理解に役立ちました。とくに推理小説の批評は素晴らしく、「推理小説の快感とは犯人の特定ではなく、トリックの解明にある」という点を、最初から犯人は特定されているスタイルのコロンボなどを引き合いに明確に論じて見せます。他にも映画『ターミネーター』のボロボロになりながらそれでも追いかけてくるターミネーターが恐ろしいのは、人工物で心がないはずのターミネーターに「欲望」があるように見えるからなのか?「欲動」を持っているように見えるからなのか?という観点から「欲望」と「欲動」の違いを面白く論じるなど、一見難解な精神分析の用語を分かりやすく(かつ面白く)噛み砕いて論じています。

ジジェクを読んだことがないという人には、まず最初に読むよう勧めれる良書です。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
ラカンを知らないで、いきなり読んでも理解できないかもしれない。私は今まで、日本で出版されているラカン入門を数冊読んできたが、どれもいまいちしっくりこないものばかりだった、<現実界>、対象a、享楽など。
そういういまいち「しっくりこない感」がこの本でいくらか解消された。

しかし、<現実界>とか対象aとか、ラカンの専門用語が普通に使われているので(勿論若干の解説はあるが)、少しくらいなじみがないと読むのがきついかもしれないです。

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