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料理人 (ハヤカワ文庫 NV 11)
 
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料理人 (ハヤカワ文庫 NV 11) [文庫]

ハリー・クレッシング , 一ノ瀬 直二
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

平和な田舎町コブに、自転車に乗ってどこからともなく現れた料理人コンラッド。町の半分を所有するヒル家にコックとして雇われた彼は、舌もとろけるような料理を次々と作り出した。 しかし、やがて奇妙なことが起きた。 コンラッドの素晴らしい料理を食べ続けるうちに、肥満していた者は痩せはじめ、痩せていた者は太りはじめたのだ・・・・・。 悪魔的な名コックが巻き起こす奇想天外な大騒動を描くブラック・ユーモアの会心作。(本書カバーコピーより)

登録情報

  • 文庫: 294ページ
  • 出版社: 早川書房 (1972/02)
  • ISBN-10: 4150400113
  • ISBN-13: 978-4150400118
  • 発売日: 1972/02
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 106,154位 (本のベストセラーを見る)
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
旧版より字が大きくなって読みやすくなったけど、それと同時に、訳から風刺や皮肉が減ってしまった(たとえば旧版では「全部実質的な目的のためです。」となっていたのが、新訳では「全部無駄には使いませんでしたよ。」となっている点。新版で皮肉が生きているといっていいのは、ワン・シーンのみ)。それと、ヒル夫人の好きなスープを薄ーくした「ブロス」(旧版)が、新版では「コンソメ」となっていて矛盾した表現(ヒル家の人達はスープが嫌い)になっているのが惜しまれる。明らかなミスを除いても、両方を読むことをおすすめします。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本は好きと嫌いに意見が分かれ、普通・まあまあ等といった曖昧な意見は出てこないと思う。舞台設定も曖昧で、登場人物もどこかしら不気味な臭いを漂わしているため、全編を通し陰湿な空気が流れている。物語のキーパーソンとなる登場人物が比較的少なく、キャラ設定がきちんとしているため、「翻訳本はカタカナが多く、登場人物が多いので苦手」という人でも、最後まで読破できると思う。肉体を形成する食物は、毒にも薬にもなるのだと改めて思い知らされる。主人公コンラッドが落ちぶれていく様は、自分が仕掛けた罠に自ら侵されていく、麻薬中毒のよう。『食』に対する欲求が強い人には、是非オススメ!
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本を何故買ったのか?答えは“ジャケ買い”。作者を知っていた訳でもなく裏表紙の解説文を読んだ訳でもありません。

内容はシンプルなタイトルの通り、一人の料理人を主人公とした物語です。超一流の腕を持った、黒ずくめの不気味な“料理人”。いや、“人”かどうかも疑わしい“料理人”。突如として現れた彼に穏やかな田舎町が掻き乱され始める。その騒動の中心は彼を雇い入れた古くから続く大地主、ヒル氏の屋敷。雇ったはずが、出される料理と巧みな話術によっていつの間にか支配されるようになる。

読んでみれば分かるでしょうし読まなければ分からないでしょうが高い文章力に驚かされます。「訳者あとがき」によると作者ハリー・クレッシングの経歴や人物像は全く謎に包まれていると言う事ですが、おそらく只者ではありません。翻訳も申し分無いけれど、是非原語で読んでみたい。

男女年齢を問わず全ての人にお薦めします。

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