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ジャーナリズムの世界に身を置き、弱者の立場から個人の自由や尊厳といった硬派なテーマを追いつづける著者が、起業家の評伝集を手がけた。ビジネスそのものに「資本主義社会の欠陥をより拡大する結果をもたらしている場合も少なくないかもしれない」という目を向ける著者だが、起業家に対しては、その「何者にも服従せず主体的自律的に生き、自らの道を切り開いていったという点」に共感を寄せる。起業家のビジネスモデルや社会的影響よりも、そうした人間的側面に迫った1冊である。
取り上げているのは、石塚晴久(共立メンテナンス)、光岡進(光岡自動車)、香取眞恵子(やさしい手)、戸高修(シーアイエス)、三木谷浩史(楽天)、西山知義(レインズインターナショナル)、高橋忠仁(PALTEK)など24名。各人を強烈なハングリー精神をもつ個性派、新しい価値を生み出そうとする者、自然体で流れに身をまかせる者、人がうらやむ地位を捨てた元エリート、自分流を貫く者の5つのタイプに分けて紹介している。
越智直正(ダン)の12年に及ぶ「真っ暗」な でっち奉公時代、藤村哲哉(ギャガ・コミュニケーションズ)の重い小児ぜんそくとその療養のために山寺で生活した思春期の体験、自らが配船した木材船が暴風で沈没したという商社時代の石橋博良(ウェザーニューズ)の体験など、著者が映し出すそれぞれの「原点」は圧巻である。各人の存在感を「自然児」「古武士の風格」「一見呑気風なお母さん」「都会の狼」「アナーキーでとぼけた冒険家」などと評するのもおもしろい。起業家たちの意志と濃密な生が本書に充満している。(棚上 勉)
商品の説明
いかにして人は企業家になるか
楽天の三木谷浩史氏、光岡自動車の光岡進氏など、二四人の起業家の評伝集。硬派ジャーナリストである著者が、起業家たちの人物像に焦点をあて、その本質に迫る。ダンの越智直正社長が経験した一二年に及ぶ暗いでっち奉公時代など、彼らのハングリー精神を養った原体験の厳しさに圧倒される。
楽天の三木谷浩史氏、光岡自動車の光岡進氏など、二四人の起業家の評伝集。硬派ジャーナリストである著者が、起業家たちの人物像に焦点をあて、その本質に迫る。ダンの越智直正社長が経験した一二年に及ぶ暗いでっち奉公時代など、彼らのハングリー精神を養った原体験の厳しさに圧倒される。
(弁護士 木村晋介)
(日経ベンチャー 2002/12/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
内容(「BOOK」データベースより)
裸一貫から身を起こし、苦闘を重ねてのし上がった苦労人、大企業の幹部候補生からスピンアウトした元エリート、まるで少年のように目を輝かせて、将来を語る夢追い人、強い信念を持ち、自らを信じて我が道をゆく個性派、ふとしたきっかけで商売に手を染め、気づいてみたら泣く子も黙る女社長になっていた主婦―いま最も注目すべき気鋭のジャーナリストが起業家としての、人間としての、彼らの“本質”に迫った、まったく新しい起業家論。
内容(「MARC」データベースより)
裸一貫から身を起こし苦闘を重ねてのし上がった苦労人、大企業の幹部候補生からスピンアウトした元エリート…。気鋭のジャーナリストが、起業家としての、人間としての彼らの「本質」に迫る、新しい起業家論。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
斎藤 貴男
1958年東京生まれ。早稲田大学商学部卒、英バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。日本工業新聞記者、プレジデント編集部、週刊文春記者などを経てフリーに。個人の自由と尊厳を弱者の立場から訴え続けるなど、自由な存在としての人間をテーマに、幅広く硬派なジャーナリスト活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1958年東京生まれ。早稲田大学商学部卒、英バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。日本工業新聞記者、プレジデント編集部、週刊文春記者などを経てフリーに。個人の自由と尊厳を弱者の立場から訴え続けるなど、自由な存在としての人間をテーマに、幅広く硬派なジャーナリスト活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)