昨年秋まで6年間に亘って早稲田大学野球部を率いて来た應武監督が書いた監督時代の回顧録。斉藤祐樹投手が野球部に入部してからの4年間を中心に語られています。
甲子園のスターを野球部に迎え入れてから最後は共に大学日本一の座を掴むまで、表に出ることのなかった出来事や苦労が書かれています。
心に残っている印象深いエピソードを思い浮かぶままに語るような文章が、その場面の雰囲気や監督の気持ちが伝わってくるようで楽しく読めました。 特に、市丸捕手についてのコメント部分は、思い出して語っているうちにまた怒りが込み上げて、ついうっかり書いちゃいました。みたいな反省が感じられて、監督の人柄を感じます。
強面の外見とは別に、選手たちへの愛情が伝わってきます。應武監督がプロへ送り出した選手たちが巻末に寄せているメッセージからも、そんな監督が慕われていることが感じられました。