いわゆる「ハンカチ王子」の斎藤氏を題材にしたミーハー本。私は中野翠という評論家(兼作家)を評価していたのだが、本書を読んで呆れ果ててしまった。題名は「斎藤佑樹くんと日本人」となっていて、あたかも斎藤氏を題材にして、日本人の美意識・他人に対する好感度の分析をした本のように見せかけて、内容は完全なミーハー本である。
過去の野球界・その他各界のスターとの比較、上述したような日本人の美意識・好感度論を混ぜて、ミーハー本でない事を装っている点が殊更嘆かわしい。中野翠と言えば、現在の言論界の一翼を担っている人物である。それが、市井の一大学生を主題にした本を書くと言う事がそもそもオカシイ。人権問題にも触れないのであろうか ?
それも「斎藤くん」呼ばわりである。中野翠、結局オマエも唯のミーハー・オバさんだったのか。ガッカリさせられた。