「百鬼夜行抄」の不思議な、でもなんだか少し可笑しい、独特な世界を描く今市子さん。
その彼女が描く、動物エッセイコミック「文鳥様と私」シリーズ。
「百鬼夜行抄」シリーズが気に入り、他の作品を探していて、この本を見つけました。
「百鬼夜行抄」のコミカルな部分が前面に出た感じのエッセイコミックで、耽美な表紙も最終的にはお笑いの一つです。
漫画家という職業ゆえに、外出も出来ず、忙しさに文字通り忙殺されていた作者が、癒しを求めて購入した文鳥。1羽のはずが、「お嫁さん」「子供」「子供のお嫁さん」「子供のお嫁さんが不仲なので、追加したお嫁さん(でも実はオトコだった・・)」と次々増えていく文鳥が織り成す人間(鳥?)模様。
そして、彼らの気持ちを汲んで、鳥小屋を作ったり、親鳥が見放した雛を育てたり、鳥のお医者さんを求めて、片道数時間もかかる鳥のお医者さんに通ったりと奔走する作者。それなのに、鳥は、作者の気持ちなどな〜〜んにも考えず、自由気まま。(だって、鳥だから・・)
そんな、「文鳥様」と「私」が織り成す愛の生活(?)
大好きな作者の、筆がさえる、非常に楽しいエッセイコミックです。
今回、出版社変更により、9巻のみ新規発売され、古くからのファンがこぞって買っておりますが、絶版により、そもそもこの本を読めていなかった方に、是非、これを機に読んで欲しいです!