内容紹介
官憲に追われる小林多喜二をかくまった、男まさりで気丈な女将。山岡荘八が、主人と終生の親交を結び、大作『徳川家康』書き始めた宿。ヤマメ釣りの名人と出会い、井伏鱒二が釣りの基地にした宿など、文豪と宿にはさまざまなエピソードがのこっている。
文豪ゆかりの宿は全国に120軒ほどあるが、本書では、29人27軒にスポットをあてた。ちょっといい話が満載で、田宮虎彦のように、湯治場の理髪店で聞いた話から名作『銀心中』が生まれたなどの秘話もある。
著者について
1953年、東京生まれ。旅行関係の職員として編集業務に携わった後、フリーライターとして独立。現在は旅の月刊誌やガイドブックを中心に活躍。著書は『南東北日帰り温泉』『地図から消えた東京の町』など多数。日本旅のペンクラブ会員。