ジャーナリスト児玉博が書いたものであり、東京電力福島第一原子力発電所前所長、吉田昌郎のことである。
吉田所長は昨年12月1日付けで病気療養のため退任、自ら食道がんであることを明らかにし東京都内の病院
で入院生活を送ってる。
やはり気になるのは無念を残してきた福島第一原発のことであり復旧作業を今も続けている作業員らのことで
未曾有の大事故以来、吉田は作業現場のことを考えたらこれでも贅沢だといって当直職員が利用する小部屋で
寝起きし、危険と隣合わせの作業が続いてる現状に、何度も本店に「危険手当を出してやってくれ」と要請し
ている。また誰に対しても平等で現場を大切に現場を守る作業員をたちを大切にしてる吉田所長の姿が浮かび
上がってくる。
原子力施設内部の状況が把握しきれてない、汚染水漏れなど実際になかで何が起きているのかまだわかってない
状況での12月16日、首相官邸での事故収束宣言、最前線で復旧作業にあたってる作業員を気遣い、一日も
早い復旧を願い、現場の声を本店に要望し板ばさみにもがき苦しんできた吉田所長はもういない。
そして吉田所長がことあるごとに部下たちに言い続けてた言葉があります。「福島の人たちが俺たちを見てん
だぞ。この土地をきれいにして福島の人たちに返さないといけないんだぞ、俺たちは」
熱い、重い言葉です。