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文藝春秋増刊 吉村昭が伝えたかったこと 2011年 09月号 [雑誌]
 
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文藝春秋増刊 吉村昭が伝えたかったこと 2011年 09月号 [雑誌] [雑誌]


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商品の説明

内容紹介

掘り起こした歴史の真実
現代を生きる我々に遺したメッセージ

未公開講演ほか、貴重な肉声がよみがえる!
【初公開講演】作家生活の原点、三陸で語った史実へのこだわり
【吉村昭の予言と箴言】災害と日本人
【阪神大震災に寄せて】歴史はくり返す
【ロングインタビュー】吉村昭と歴史小説

【異色対談】vs.沢木耕太郎「ボクシングに酔い、時代に出会った」
【徹底検証】「関東大震災」「三陸海岸大津波」高山文彦/石井光太/武村雅之
【評論】近代日本の自画像 長部日出雄
【初公開 幻のシナリオ】「破獄」
「長い間に、字まで似てきた」津村節子ロングインタビュー


登録情報

  • 雑誌
  • 出版社: 文藝春秋; 不定版 (2011/8/5)
  • ASIN: B005EGZW1C
  • 発売日: 2011/8/5
  • 商品の寸法: 20.8 x 14.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Nutrocker トップ1000レビュアー
2006年夏に惜しまれつつこの世を去った作家、吉村昭さんの特集号。
徹底した取材に基づき、抑制した筆致で対象を丹念に、
そして冷徹に描き出した数々の優れた小説は、
今もなお、多くの読者を惹きつけています。

この臨時増刊号は貴重なお写真(取材時のスナップ、奥様との団欒、
手書き原稿や作品を生み出した書斎)を巻頭に、初公開の
「作家生活の原点 三陸で知った史実へのこだわり」や
二つのロング・インタビュー、逢坂剛さんや関川夏央さんなどの
「私の愛する吉村昭」、旅先での思い出や酒を語った随筆集、
そして奥様である津村節子さんのインタビュー、巻末のブック・ガイド、
略年譜など実に充実した内容です。
森史朗さんの「作家は自分の足で歩け」に記された取材秘話、
浅見雅男さんの「吉村昭が惹かれた十人」なども、とても興味深く読みました。

現在、日本は大変な試練に直面していますが、吉村さんがいらしたら
『三陸海岸大津波』の作者としてのみならず、数々の史実を
冷静な目で観察してきた傑出した作家として何を感じ、どう書かれただろう、と
考えてしまいます。その不在を寂しく思うのは私だけではありますまい。

吉村さんの作品を愛する作り手の気持ちがすみずみまで
感じられる本書は、ファンのみならず、これから吉村作品を
読みたいという方々への願ってもないガイドであると思います。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 辰己 トップ100レビュアー
吉村昭は、徹底した取材を元に作品をつくりあげた人として有名だ。
存命中もその「凄み」は伝わってきたが、
東日本大震災後、『三陸海岸大津波』『関東大震災』などが注目され、
改めて、吉村昭の「ルポルタージュに対する姿勢」が伝わってくる。

この冊子は、氏へのロングインタビュー、奥様である津村節子氏へのインタビュー、
関川夏央、高山文彦らノンフィクション作家の寄稿で構成される、
歴史に真摯であり続けた氏が、私たちに伝えたかったこと――
それは何だったか、答は出ない。
けれども、ルポルタージュの真のあり方だけは伝わってくる。
それは、徹底して「事実」を追うことだ。

作者の「私情」が入ることは悪いことではない。
しかし過ぎるとそれは、ルポルタージュではなくなる。
ルポルタージュ冬の時代だからこそ、
読者だけでなくノンフィクション作家の人たちにも読んで欲しい一冊だ。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
「書くこと」と「書かない人」というインタビューを読みたくて買った。
このインタビューは単行本にも収録されているが何度読んでもいいもんだ。
作家で、無頼そのものならいいが、無頼を気取る人は多いが、
吉村さんのように誠実な人は実に静謐で良いものだ。
静謐であることはそのまま作品の安定感なのである。
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