「文章プロのための」ってあるけど、はっきり言って、日本語の表現について色々と参考に出来るほどの内容ではない。
例えば「怒る」を引くと、
<用>[まっかになって・かんかんに]怒る。/〜を怒らせる。<類>怒(いか)る。
くらいしか書いていない。「怒(おこ)る」の類語が「怒(いか)る」だけって、そりゃちょっと手抜き過ぎでしょ。「怒髪天を衝く」とか、「逆上する」とか、「烈火のごとくに〜」とか、色々な表現を知りたくて引いてるのに、これじゃ何のために引いているのか分からない。
他も概ねこんな感じで、全体的に必要最低限の事しか載っていない。「文章プロのための日本語表現の辞典」と喧伝するにはかなり簡素な内容。やはり用例と類語がそれぞれ1〜2種類程度しか書かれていないのが致命的。ちょっと自信の無い言葉の正しい用法を確かめたい時くらいしか役に立たないのでは。熟語の意味も書いてないので、これなら普通の国語辞典の方がずっと使い道がある。
実際、買ったは良いが一度として使っていない。せめて類語や対義語がもっと載っていたら活用の仕方もあるが、今や類語を探すにしても、単語の意味や文法を調べるにしても、より多くの情報をより早くネットで簡単に検索できるし、もはやこういう辞書を使う時代じゃないのかも。