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文章がうまくなるコピーライターの読書術(日経ビジネス人文庫 ブルー す 4-2)
 
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文章がうまくなるコピーライターの読書術(日経ビジネス人文庫 ブルー す 4-2) [文庫]

鈴木 康之
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

文章のプロ、コピーライターは、名作のここに注目して読んでいる! 40 年以上広告界の第一線で活躍する著者が、様々な作品を取り上げて、書き上手になるための読み方を指南します。

内容(「BOOK」データベースより)

読ませる名文の書き手・コピーライターは、本の読み方が違う!広告史に残る名コピーから『こころ』『ハムレット』『ヴィヨンの妻』、アンデルセンからチャペック、藤沢周平まで、広く愛される名作の数々を紹介。その文章の一部分を抜き出し、1文字、1語、1文の効果を説きながら、名文が名文たる所以を解き明かす。「いい文章を上手に書くためには、いい文章を上手に読むことです」。

登録情報

  • 文庫: 256ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2010/5/7)
  • ISBN-10: 4532195411
  • ISBN-13: 978-4532195410
  • 発売日: 2010/5/7
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 言葉を大切にすることから始まる文章修行, 2010/7/24
レビュー対象商品: 文章がうまくなるコピーライターの読書術(日経ビジネス人文庫 ブルー す 4-2) (文庫)
「人間、言葉で何でもできる」この本の最初に出てきたこの言葉に、著者の言葉に対する思いの強さを感じました。
言葉は無力とも言うが、それは「その言葉が無力」なのだ。と。

言葉で仕事をしてきた方なので、説得力のある言葉の数々であふれています。

読書をする時に自分に響いた言葉は「写す」「口に出す」「分解して考える」など様々な方法によって消化してゆくことで、自分の感性を磨いていくことが大切なのだと思いました。
コピーライターという仕事はクリエイティブな才能だけで成り立っているように思っていましたが、その才能は自身で研鑽してこそなのだと知らされました。

『そのとき、人はどういう顔をするか。そのとき、人はどういう晴れがましさを覚えるか。そのとき、人はどういうクセを見せるか。そのとき、人はどういう気づき方をするか。そのとき、人はどういう痛みを感じるか。そのとき、人はだれに、なにを話したくなるものか。』
こんな風に人間観察をし、言葉にする。そして私たちが自然に目を留めてしまう名作コピーが生まれるのですね。

著者は「地球温暖化」ではなく「地球高温化」「地表加熱化」など緊迫感のある言葉に置き換えたほうが効果的だ、と政府にも提案しているそうですがなしのつぶてのようです。

折しも複数の日本企業が世界進出のために英語を社用語にというニュースがあった矢先ですが、自国の日本語を見つめなおす意義を感じました。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 じっくり読むと得るものが多い。書きたいものが書けるようになるのはこうした修行が必要だろう, 2010/5/22
By 
be3osaka (大阪府) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 文章がうまくなるコピーライターの読書術(日経ビジネス人文庫 ブルー す 4-2) (文庫)
著者は広告業界ではかなり有名な方です。いろんな賞もとっているし、有名企業の宣伝コピーを何年も書いてこられたようです。
その著者がコピーライターの業界で有名な人の実作例からどこを学ぶべきかを説き、そういう人が文字の世界でどういう問題意識をもって仕事をしてきたかを述べつつ結果として理想的な読書術としています。
「源氏物語」や「ハムレット」について現代語訳、翻訳の数種類のものを実際に並べてみて比較していたりで興味を引かれるものとなっています。また、夏目漱石の「こころ」を熟読することを勧めていますし、文章は書くものでなく読んでもらいものを強調しています。

著者は速読とその流行を痛烈に批判しています。まさにこの本こそじっくり読み込んで記憶されるべきものとなっています。
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5つ星のうち 3.0 太宰治がコピーの参考書!?, 2010/9/15
レビュー対象商品: 文章がうまくなるコピーライターの読書術(日経ビジネス人文庫 ブルー す 4-2) (文庫)
文章は、文字、そして、言葉の組み合わせだ。

だから、文章の上手・下手は、伝えたいことを伝えるために、言葉をどう組み合わせて使うかという能力に長けているかどうかにかかっていると思っていた。

「文章がうまくなるコピーライターの読書術」は、著名なコピー作品(企業や製品の宣伝広告)や、文学作品の具体的な事例を示しながら、そのコピーの面白さや注目すべき特徴を紹介している。

掲載されているコピー作品は、読者(消費者)を惹きつける力がある。解説を読み進めると、なぜ惹きつけるのかが、「なるほどね」という感じで分かってくる。
著名なライターは、みな努力家というのもうなづけた。

私が面白かったのは、第3章「書き出しは読みだしである」のなかで、とりあげられている、太宰治の「ヴィヨンの妻」だった。

著者によると、「太宰治作品から文章教育を受けたコピーライターは多いと思う」とのこと。
しかし、私はこれまでに、太宰治作品を読んで、「コピーライターが参考にできる」などと思ったことはこれまでない。
夏目漱石の小説「坊っちゃん」などのほうが、登場人物に「赤シャツ」とあだ名をつけたりして、コピーにも活かせそうな気がしていた。

しかし、「ヴィヨンの妻」から引用された文章を読んで、読み手を惹きこむ工夫がされていることが分かり、コピーライターが参考にする理由が理解できた。

結論を急げば、文章は、文字や言葉の組み合わせだけで上手下手が決まるものではないということ。

文章は、「読む」という行為のなかで意味をなすものだが、「読む」という行為は文字面をただ追いかけているのではなく、時間性をもつ。文章の作り方しだいで、読むなかにスピード感が生まれることがあり、それが文章で描かれた世界の切迫感をつくりだすこともある。ゆっくり読むように作られた文章は、読み手にゆったりとした空気を感じさせるかもしれない。

たしか、「ヴィヨンの妻」は最近、映画にもなった気が…。

実は、まだ、読んだことがない。こんど手にとってみよう。

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