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文明化した人間の八つの大罪
 
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文明化した人間の八つの大罪 [単行本]

コンラート ローレンツ , Konrad Lorenz , 日高 敏隆 , 大羽 更明
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

動物行動学をうちたてた世界的権威が語る人類危機への指摘と回復への提言。

内容(「MARC」データベースより)

動物行動学をうちたてた世界的権威・ローレンツ博士が、荒廃・人の感性の衰弱など、人類の八つの危機とその崩壊過程を明示し、回復への道を探る。73年刊の新装版。*

登録情報

  • 単行本: 166ページ
  • 出版社: 新思索社; 新装版 (1995/10)
  • ISBN-10: 4783502129
  • ISBN-13: 978-4783502128
  • 発売日: 1995/10
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 現代人に対する警句, 2003/4/21
レビュー対象商品: 文明化した人間の八つの大罪 (単行本)
ローレンツのほかの著作とかなり内容が重複するので、星3つ。

印象に残った箇所:

今日の人間の心にもっとも大きな障害を与えているものとして、ローレンツは「欲望」よりもむしろ「不安」を指摘している。「現代人がむやみと喧騒を求めるのは、彼らが普通は神経衰弱であることとはまったく逆説的であるけれども、その説明としては、激し'''音で何かを打ち消してしまわねばならないのだとしかいいようがない。」その何かが不安なのだろう。

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 読んでみてほしい, 2011/5/8
By 
自然で遊ぶ (神奈川) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 文明化した人間の八つの大罪 (単行本)
著者から全人類に対しての悔悟と改悛の勧めであり、1970年代に書かれた本とは思えないほど、今の状況を的確に予測していた事に驚嘆してしまった。人口過剰、自然の生活空間の荒廃、人間同士の競争、虚弱化による豊かな感性や情熱の委縮、遺伝的な衰弱、伝統の荒廃、人類の教化されやすさの増加、核兵器を持った人類と的確な問題定義とその説明の明快さが際立っていて、非常に考えさせられる内容となっていると思うので、是非一読する価値があると感じました。

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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 どうなんだろう?, 2005/9/14
By 
shuuji "shuuji" (Japan) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 文明化した人間の八つの大罪 (単行本)
 本書は、動物行動学を立ち上げた立役者ローレンツによる現代文明への警鐘の書である。1970年にフランスで『攻撃―悪の自然誌』を出版する際『レクスプレス』誌へのインタヴューに応えている「ローレンツは語る」に、既にその警鐘の骨子は現れており、本書にもその翻訳が巻末に付いている。

 内容は、書籍の題目と章立てを見れば歴然だろう。本書が出版された1973年以前の欧米を念頭に置き、ホメオスタシスを説明のモデルとしながら、平衡の失調した「人口過剰」は外的な「生活空間の荒廃」や「人間どうしの競争」を招き、その結果「感性の衰減」どころか「遺伝的な頽廃」まで招き、おそらくはそれが「伝統の破壊」や「教化されやすさ」にも結びき「核兵器」問題も生じている、というもので、この8つを「大罪」としている。
 私が見るに本書を貫いているのは2つの認識であり、一つは、人間も生物である以上、本能はいかんともしがたい、という認識と、それゆえ、タブラ・ラサで生まれてくる人間は条件づけしだいでいかなるものにもなる、という行動主義的説明は、「えせ民主主義の教義」に過ぎない、という認識である。それゆえ、当人達にもいわく説明しがたい人間の本能を、動物行動学を下敷きにして認識することで、この危機を避けようという主張となる。

 訳者あとがきにも苦労が述べられているように、翻訳は余り読み易くはなかった。内容的には、「文明化した人間」と言っても、人類史上の全文明を主な念頭に置いている訳ではなく、各「大罪」に割いている頁数が異なることも注意してよかろう(例えば8章には24頁割いているが、9章には2頁のみで、当時はスキャンダラスなことだったろう)。幾つか示唆的な洞察もあったが、なにせ依拠しているデータが古いので、1995年に再版したのであれば、その後の研究から見た本書の位置の解説を付した方が良かったのではないかと思った。

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