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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
犬と犬の相互関係をフォーカスし、内面に迫ったところが秀逸,
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レビュー対象商品: 文庫 犬たちの隠された生活 (草思社文庫) (文庫)
先日、書店に本書が積まれているのを発見し、嬉しくなった。“ドッグライティング”の最高峰の一冊がこうして文庫化されたことで、 また多くの人に『犬たちの隠された生活』が読まれるチャンスが広がったことを歓迎したい。 本書の優れたところは、ハスキーのミーシャをはじめ10頭前後の大の群れと田舎暮らしを続けた著者が、 犬と人の関係だけでなく、犬と犬の相互関係をフォーカスし、 観察を積み上げていくことで、犬の内面に迫って、その感情生活を描いているところだ。 犬の心理は、もちろん作者の推測によって描かれているが、 普通に一匹、二匹の犬と暮らしていては想像力の及ばない範囲にまで、 作者の観察対象は広がっていく…。 この作者の筆力は高い。構築された世界は精緻で、物語のたたずまいは静かだ。 ナビケーション能力にふれたところなどは特に印象的。 作者が街に出て迷ったとき、犬は初めて訪ねた地域だったにもかかわらず、 車が止めてあった場所まで、見事に作者を導いたという。 訳者の深町眞理子さんが新たな「あとがき」を寄せている。 翻訳に携わったものならではの思い入れもまた本書の読みどころのひとつかもしれない。 猫族にも関心のある人には、この著者には『猫たちの隠された生活』という本もあるので、こちらもお薦めしたい。 (『猫たちの〜』も文庫化されればいいのだが、はたしてどうだろうか)
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