心技体の鍛え方ではなく著者が宇城氏の指導を受けて体験談を書いてあるだけ。
西洋科学的には理解できない事例をあげて、「事実は事実だから仕方ない」それが理解できないのは頭で考えすぎで理屈が先にくるからとか、気を受信する側に問題があるというような書き方をしても説得力に欠ける。
他の事例も少しおかしいのもありましたが、特に両方のかかとを閉じて前屈するより、三戦の構えをして前屈した方が明らかに柔らかくなるとある部分、かかとを合わせて前屈するよりは足を開いて前屈した方が当然手は下がるでしょう。
体験すれば分かる、と言うのだろうがそれなら結局この本の意味は無い。この手の本って結局体験したら分かるという結論が多いですね。
体が柔らかくなるとか、押されてもグラつかなくなるというのが目的ではないので本中の体験談は良いとして、自分が鍛えられることに関してはタイトルとは違いほとんど参考にならない。
アジア大会の金メダル選手より強いと言うのだから出場して勝てば証明にもなるでしょうが、それは人生の目標ではないとある。
よくある科学的なトレーニングより日本人には武術的な方がむいているのにそれを捨てて嘆かわしいというような書き方をしていますが、西洋科学的にトレーニングをして競技大会で優勝した選手はトレーニング方法を分かりやすく説明し、それをまねたりすることによって明らかに万人の競技の向上に役立つから支持され一般化しているのだから、武術的な方がむいているなら競技大会で西洋科学を打ち破った後に自身の鍛え方を教えれば日本人も武術的なことを捨てることはなかったし、今からでも再び普及していくでしょうに。
それは体験していかないといけないと言うし、体験した人が多く居るようですがその人たちが西洋科学を超えて成績をおさめるかというとそれもないようですし、こういう本が出回るからかえってオカルト的な印象が深くなるのではないでしょうか?
結局一部の人のみ習得可能で凡人には無理というのなら日本人とか国籍に関係なく武術的なものより科学的なものを取り入れるのは自然の流れでしょう。