主に加害少年らの性格、家庭環境に焦点をあてて書かれてます。
公判での検察もしくは弁護士と加害少年らのやり取りがダラダラと続き、特にハッとさせられることもなく退屈してきたところで
今度は諸外国や国内の作家や哲学者、研究者の言葉を引用、そして公判のやり取りに戻り、また他人の言葉を引用、の繰り返し。
引用の都度、少年らの凶暴性はどこからくるのか、家庭内暴力はなぜ起こったのか?について作者の推測がまたダラダラと続く。
家庭内暴力について考察する本ならなにも本件を主題にする必要がない。
この本は中立でも被害者側でもなく、加害少年側に立って書かれてます。
加害少年らは、いかに愛に飢えていたか、寂しい思いをしていたかが綴られ
中でも主犯格へは賛辞ともとれる「頭が切れてリーダーシップと腕力にすぐれた」とされていて
更にその後も「リーダーシップ」、「頭がいい」というキーワードを何度か持ち出してリーダー格を描写。
ちなみに、被害者についての描写は高裁判決文を丸写し、もとい、引用したものと思われます。
この本を買って読んだのは時間と金の無駄でした。例え100円でも惜しいというくらい。
この本を読むくらいなら高裁判決全文を読んだ方が後悔がないと思います。
買わない方が絶対いいです。どうしても読みたければ古本屋で買うといいでしょう。