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34 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
傑作:「陰陽師」対「禅問答」,
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レビュー対象商品: 文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫) (文庫)
京極堂の「陰陽師」の「言霊」に対抗する、シリーズ最大の敵「禅宗」の「禅問答」。果たして、京極堂は「憑き物」を落とせるのか?言葉の奔流によって、読むことの面白さが堪能できる「京極堂シリーズ」は、この本でひとつの頂点を迎えます。骨董屋「待古庵」と、1作目で登場した老医師「久遠寺」が、重要な役割を果たします。 1作目のインパクトがあまりにも強かったので、2~3作目は内容にかかわらず私にとっては刺激が足らなかったのですが・・・本作で払拭しました。
20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
読めば「禅」の理解が確実に進む。,
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レビュー対象商品: 文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫) (文庫)
シリーズ第4弾である今作は仏教、それも禅宗がテーマである。個人的にはシリーズ中、『魍魎の匣』に次ぐ面白さだと思うのだが、おそらくこの作品は京極堂シリーズが好きな人でも好みがわかれるだろう。 まず、見た目からすぐ判断できるように、とても長い。 そして単に長いだけならまだしも、扱う内容が上記の通り「禅」なので、 興味を持てない人は読んでてただしんどい部分がかなりあると思う(笑) 逆にそれが禅や宗教に興味がある人だと面白いことしか書いていない、と感じる程の出来。 禅だけでなく、寺院で生活している人の生活がリアルに描かれているので、本作を読んだ後、京都や高野山をまわると余計に風情が理解できるようになった、と感じたぐらいだ。 文庫版の解説は、禅を本格的に研究している方が書いているのだが、それによると 京極堂の(つまり京極夏彦氏の)禅の本質についての理解は、正にその本格的な禅の研究者と 同じぐらいのレベルまでに達しているらしい(笑) 確かに、つまらん禅の解説書を読むよりも、本作を読んだ方が絶対にわかりやすいと思う。 つまり、これだけ面白い上に読んだ後は禅の本質が理解できてしまうという、(人によっては)嬉しい副次的効果を本作は持っているということだ。 個人的にはもっとそこに焦点が当てられて、もっともっと本作が評価されても良いんじゃないかなあと思う。 何度でも何度でも読みたい。
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
なんとも鮮やか,
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レビュー対象商品: 文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫) (文庫)
やはり京極先生は,鮮やかに美しく犯人を追い詰める達人です。仏教やお寺に関する知識が皆無の状態で読んだので,正直難しいところもありました。しかし,なぜでしょう??がんばって読み通してみると大まかな仏教界の流れが見えてきて,そういう意味でも勉強したような気分になってしまいました。 後半,間違ったことは言わない,榎さんの台詞をヒントに,犯人を想像しながら読みました。書かれた時代背景を考えると,京極先生なりに訴えたいことも含まれており,キャスト的にはもちろん,内容的にもとてももりだくさん,私には欲張りな小説でした。 改めて京極ワールドにはまる一冊です!!
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