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文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫)
 
 

文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫) [文庫]

京極 夏彦 , 小松 和彦
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

後の始末をお願いします――。京極堂、覚悟を決める。

「愉しかったでしょう。こんなに長い間、楽しませてあげたんですからねえ」。その男はそう言った。蓮台寺温泉裸女殺害犯の嫌疑で逮捕された関口巽と、伊豆韮山の山深く分け入らんとする宗教集団。接点は果たしてあるのか? ようやく乗り出した京極堂が、怒りと哀しみをもって開示する「宴(ゲーム)」の驚愕の真相。

内容(「BOOK」データベースより)

「愉しかったでしょう。こんなに長い間、楽しませてあげたんですからねぇ」。その男はそう言った。蓮台寺温泉裸女殺害犯の嫌疑で逮捕された関口巽と、伊豆韮山の山深く分け入らんとする宗教集団。接点は果たしてあるのか?ようやく乗り出した京極堂が、怒りと哀しみをもって開示する「宴」の驚愕の真相。

登録情報

  • 文庫: 1088ページ
  • 出版社: 講談社 (2003/10/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062738597
  • ISBN-13: 978-4062738590
  • 発売日: 2003/10/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 4.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 構築された複雑さ, 2007/2/4
By 
voodootalk - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (殿堂入りレビュアー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫) (文庫)
京極堂第7作。前作『塗仏の宴―宴の支度』を引き金として始末をつける。複雑なストーリーは1,000ページを超え、伏線に伏線がはられ正に結界だ。

ここまで京極作品を読んできて全体がすべて連関していて、順序立てて読まないと理解できないということが分かる。今回の作品のテーマはやはり家族の絆ということになるのだろう。最後は今後の展開に影を落とすこと必至の人物まで登場し、実に複雑だ。しかし、そこが面白い。駄作のない作家だ。
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24 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 始末のつけ方, 2006/12/28
レビュー対象商品: 文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫) (文庫)
相変わらず面白いのだけど、始末のつけ方に不満が残るため評価が下がりました。

これで京極堂の帝国陸軍時代の秘密裡工作部隊の話は終わったように思えたので

安心しかけたのも束の間。黒幕のパワーアップ部隊が、お子様の成長なども絡め

てまた登場するかのような終わり方。少しご勘弁の気分です。この黒幕の始末の

つけ方が一番愉しくなかったです。

私は京極堂シリーズの1作目からここまで連続して一気に読んでいるので、本が

出るごとに「待たされた」後、いよいよ手にとって読むのとは又違う感想にな

るのか、と思いますが、最後に実は何でも知っていた京極堂が全てを解決する、

というのプロットが、少々疲れてきました。

京極堂シリーズでは珍しい海千山千の成金主義、羽田氏と茜の絡みは面白かった

のですが、早々に死んでしまいちょっと残念。もっともこの二人の絡みなら、

京極夏彦というより、大沢在昌の世界になるかもしれませんが。でも、この

成金オヤジ、羽田氏の会話なども、京極夏彦さすが!上手です。

また、これだけの新規キャラクターデザインを既存のサブキャラと練り合わせ

絡み合わせた手腕、京極夏彦の筆力に感動感謝して、3つ星を1つあげて4つ星

にしたいところではあります・・・流麗な筆致の新絡婦の理の次作に、骨太な

作風を持ってこれるところも作家としての懐の深さを感じます。

最後に、関口氏が非情な哀れな扱いで、少し淋しくなってきました。ジミな存在

ながら良いキャラだと思っていましたが、京極堂、榎木津が超人的にパワー

アップし、ビルが建つ程の探偵料が入ったり、弟子や下僕に恵まれ、二人の

尊名が轟くのと正対照的に、敵味方双方から人間の屑のような扱いと情けを受け、

私生活もままらなず、いよいよドン底が見えてきて(どん底か)、ファンと

してはだんだん淋しくなってきました、というよりちょっとイヤかな。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ここはどこ?, 2008/3/18
レビュー対象商品: 文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫) (文庫)
「宴の支度」に誘われて、ここまでやってきました。
正直、この物語には、京極堂シリーズの集大成的なものを期待していたのですが、読み終わってみると、何だか放り出されてしまったような寂しさが残ります。
京極先生、今回は放置プレイですか?

謎は一応解決します。
けれど、本当に肝心なことは何も謎解かれていないように思えて仕方がありません。
前作までも、伏せられたままのカードが残されているような飢餓感は多少あったのですが、この作品においては、開かれたカードの下に、まだもう一枚本当の黒いカードが置かれています。
後半、点と線はどんどん加速しながら繋がっていきますが、その展開についていけず、集中力が途切れそうな部分もありました。
もうりょうやうぶめなどは、一点の核心に向けて読者を引っ張る勢いがあったのですが、これはその核心に辿り着いたかと思ったら、そこからまた拡散していくかのよう。
大団円であるはずの場面も、妙にサスペンス劇場のような陳腐さを感じてしまいました。
今回は京極堂が最後の一本締めをやらないで、すたすたと立ち去ってしまった感じでしょうか。
このシリーズのピークはもう過ぎたのか、いや、新たな展開を迎えようとしているのか、判断つきかねます。
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