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文学研究という不幸 (ベスト新書 264)
 
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文学研究という不幸 (ベスト新書 264) [新書]

小谷野 敦
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 新書: 248ページ
  • 出版社: ベストセラーズ (2010/1/9)
  • ISBN-10: 4584122644
  • ISBN-13: 978-4584122648
  • 発売日: 2010/1/9
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
52 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By crites
形式:新書
 文学研究者を巡るエピソードを羅列しながら、「なぜ俺を一流大学で雇ってくれないんだ!」という「私怨」を綴った本。「私怨だ」と著者自身が書いている。他のレヴューにもあるとおりゴシップ本といっていいが、ゴシップ目当てであれば、それなりに楽しめるかもしれない。

 ただ他のレヴューで大々的に批判している平井正穂のエピソードは、本書で取り上げられた数あるエピソードのほんの一つに過ぎないので注意が必要だ。レヴューを見ると、まるで本書が平井批判を主として書かれたもののように誤解されかねないので、一応書いておく。もちろん、わずか数行でも関係者にとっては許しがたい内容なのだろうが、だからといって「たとえ著者の言うことが事実だったとしても」死者に鞭打ってはいけないなどという暴論を吐くのはいかがなものか。事実なら当然批判に値する。こんな弁護をしたのでは、かえって平井を貶めることになるだろう。

 著者の「私怨」は、正直、読んでいてあまり気持ちのよいものではなかった。こういう内容とわかっていれば、わざわざ買って読むこともなかったかもしれない。タイトルからも、帯の文句からも、この肝心の部分が読み取れないので、購入を考えている人間のために、ここに記した。
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32 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
まあ、よくも調べたものだ。学者、特に人文科学の学者たちの業績なり、ゴシップなり。読後感は下品でおもしろい。小谷野という御仁はよっぽど東大がお好きなようだ。そして、自分が東大の教授になりたくてたまらないことが文章の節々からうかがえる。学者の世界がおぞましいものであることは周知のことだが、よくもまあ調べあげて書いたものだ。そういうことが好きな人にはたまらなくおもしろいので一読をお勧めする。しかし、自分が東大出身であることだけが唯一の自慢であるというよくいる困った人の変な優越感、東大教授になれなかったルサンチマンがこの本全体に覆っていて実に不快である。文学部が不良債権化しているという主張には同意するが、小谷野さんあなたは人格的に何かが欠落しているよ。
このレビューは参考になりましたか?
32 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:新書
 本書を手に取るのは2種類の読者に分けられるだろう。一つは小谷野淳読者、もうひとつはこのタイトルにひかれて手に取らざるを得なかった読者。前者は後にして、後者の人にとって気になっているであろう「文学研究という不幸」一般については、二章で触れられてある。

 要は近代に始まった「文学研究」は国文学、外国文学問わず「基本的な作業は、済んで」いて、外国の新しい作品でも優れた翻訳家は在野にいるわけで、文学研究というのはほとんど「余生」の期間に入った、ということだ。そういった点から著者は文学部を存続させるのは一流大学だけでいいのではないか、と問うている。これが「文学研究の不幸」一般。

 残る紙面では何を論じているかというとそれは、「文学研究の不幸」その具体例の数々、有り体に言えば氏の私見も少々交じった帝国大学以来の「人文学者ゴシップ」だ。この点、馴染みのない人はとんでもない暴露に思えるだろうが、これがね、慣れてしまえば「小谷野節」だと読めてしまうのだから怖い。もちろんそこには、各々の思惑うごめく大学という組織に裏切られたという私怨と同時に、公平な学術研究の徒が集う理想郷としての「大学」への憧憬が込められていることは、いうまでもない。

 余談であるが、僕の父も関東圏の某私大英文科を卒業しているのだが、製薬会社の営業をしている。昔なんでかを聞くと、「どんな時代も薬の需要がなくなることはない」と得意げに返され、いや聞きたかったのはなぜ「文学部なのに営業」なのかだったのだがと、思った記憶がある。おそらく父のように「文学部“だから”営業」な文学部卒の営業職の人は多いのではないか。そういった「純粋モラトリアム期間」を大学で謳歌する人たちの手によって、現代の文学教授は生きながらえているのかもしれない。ちなみに父の口からはフィッツジェラルドもカポーティもサリンジャーの名前も、聞いたことはない。
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投稿日: 2010/3/22 投稿者: kaz-p
大月隆寛『民俗学という不幸』のモジリ(p240)ってのは気に入らない。あれツマンナイし。
... 続きを読む
投稿日: 2010/2/2 投稿者: モワノンプリュ
憤りを感じた
この本を翻訳家列伝101 (ハンドブック・シリーズ)とあわせて購入したが読んでみて憤りを感じた。... 続きを読む
投稿日: 2010/1/20 投稿者: たわば
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 帯に「文学部は不良債権か!?」「文学部卒なら読まずにいられない…。」とあったので、... 続きを読む
投稿日: 2010/1/20 投稿者: Judas Pooh
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