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文学的商品学 (文春文庫)
 
 

文学的商品学 (文春文庫) [文庫]

斎藤 美奈子
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

商品情報を読むように、小説を読んでみよう。文学の面白さはストーリーや 登場人物の魅力だけではない。作品に登場するモノやその描写を見ていくと、 思いもかけなかった読み方ができることに気づくだろう。ファッション,風 俗,ホテル,バンド,食べ物,そして「貧乏」。9つのテーマをめぐって, 村上春樹から渡辺淳一まで読みくらべる,痛快無比の文芸評論。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

文学の面白さはストーリーや登場人物の魅力だけではない。作品に登場するモノやその描写を見ていくと、思いもかけなかった読み方ができることに気づくだろう。ファッション、食べ物、ホテル、バンド、野球、貧乏など、9つのテーマをめぐり、のべ70人、82作品で語られる文芸評論。

登録情報

  • 文庫: 293ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/2/8)
  • ISBN-10: 4167717654
  • ISBN-13: 978-4167717650
  • 発売日: 2008/2/8
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.8 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 135,066位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 斎藤美奈子の“文学解放運動”には共感する。さすがに今時“文壇”ではないだろうが、文学は明らかに時代から孤立し、世界と乖離してしまっている。斎藤美奈子は文学を愛しているし、やさしいので、そんな文学に手を差し延べる訳だ。
 本書は商品カタログとして小説を読む試みである。「ファッション」「フード」「車」「ホテル」などの商品情報を小説から読み解いて楽しもうという訳だ。確かに小説に決まった読み方なんて無いし、アプローチは人それぞれ千差万別である。これは斎藤流の読み方でもあるが、“こういう読み方をしてもいいんですよ!”という文学初心者に向けた手引書でもある。自転車の補助輪、水泳のビート板のようなものかもしれない。斎藤美奈子は読者にもやさしい。
 そんな著者の努力とは裏腹に、テキストとして取り上げられた大半の小説は商品が描けていない。しかも古典よりも最近の小説にその傾向は顕著である。著者は配慮のある書き方をしているが、ファッション表現など目を覆うばかりだ。ファッションや食が本当にわかるような人は小説家になどならない、という反語的な解釈もあるかもしれない。
 この、文学の敷居を低くしようとする試みは、実は元々敷居は低かったということを図らずも証明し、その点でリアルな文学批評となっている。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TaroTaro トップ500レビュアー
形式:文庫
04年紀伊国屋書店から刊行された単行本の文庫版。

「モノの描かれ方」から小説を読んでみるという切り口が彼女らしく新鮮だ。『青春小説とは「知的階級に生まれたボンボンが勝手に苦悩する話」』。評論の目的とはあまり関係ないけど、冒頭からいきなり笑わせてくれます。相変わらず例えがうまい。

全商品?どれも楽しませてくれるし頷けることも多いのだが、「ホテル小説」以降の後半はなんかネタ切れ・無理やり感がないでもない。

個人的には「ファッション音痴の風俗小説」が一番楽しめた。
取り上げられたのは「舞姫(川端康成)」「宴の後(三島由紀夫)」「女ざかり(丸谷才一)」「細雪(谷崎潤一郎)」「恋愛太平記(金井美恵子)」の6作品。それぞれの作品の衣装に関する描写を比較しているのだが、川端康成の文章の美しさに改めて驚き、渡辺淳一の文章の素っ気なさ(著者はそれを「報告」と命名。巧い!)に笑ってしまった。渡辺淳一の小説は殆んど読まないのだが、恋愛のドロドロしたところ以外の描写はこのように淡白なのだろうか。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
NHK-BSで「マンガ夜話」ってのがありましたが、これはそれを一人でやってるような感じです。

いろいろ小説のディテールを取り上げて褒めたり苦笑したりするわけですが、他の著書より突き抜けた笑いがちょっと少ない。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
「小説はどんなふうに書いてもいい」し「小説はどんなふうに読んだっていい」
異能の書評家、斎藤美奈子は「小説はどんなふうに読んだっていい」という。
尊敬する作家、筒井康隆は「小説はどんなふうに書いてもいい」という。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: Gori
小説をストーリー以外の視点で読み解く
文学のジャンルを現代風に物質の観点から、整理して歴史を紐解いていく。小説にどっぷりはまるのではなく客観的に分析したい人にはおすすめします。
投稿日: 2010/3/15 投稿者: たこたこ屋
本の読み方、見方、楽しみ方
文学的商品学 斎藤美奈子 文春文庫 2008

初出 2004紀伊国屋書店

さすが斎藤さんと言う感じの一冊。... 続きを読む
投稿日: 2010/1/28 投稿者: dream4ever
血中文学濃度
あとがきで筆者が語っているとおり「もともと血中文学濃度の低い私が小説を楽しめるようになったのは、どんな風に読んだっていいんだ、とあるとき気づいたから」なのだ。そう... 続きを読む
投稿日: 2006/3/9 投稿者: love-mode27
んー、すべった
文学作品を「青春」「風俗」「カタログ」「フード」など9のカテゴリーに分類して、それぞれに代表的な(特徴的な)小説を5、6作取り上げて評論した本。斎藤氏の本はいずれ... 続きを読む
投稿日: 2004/10/8 投稿者: るるやま・かおる
新しい「感想文」の書き方
これを読んでまっさきに思ったことは、「この視点だったら、子ども時代に読書感想文って、もうちょっと面白く書けただろうな」ということだった。... 続きを読む
投稿日: 2004/8/27 投稿者: macchan_r
現代文学は果たしてカタログとして機能するか?
... 続きを読む
投稿日: 2004/7/19 投稿者: 盥アットマーク
「なのである」連発
引用されてる小説が中途半端に古い
80年代に書かれた文学評論みたいで・・・・
片岡義男もかなり懐かしすぎるかも・・・・・... 続きを読む
投稿日: 2004/6/29 投稿者: naonao-703
話題になっているらしいけど・・・
久しぶりに笑える本に出会ったという感じ。一章読んだ後、まあすぐ目線がどこに向いているか、分かっちゃうよね。その後の章では、作家名見ただけで、誰が槍玉にあがるか、分... 続きを読む
投稿日: 2004/3/15 投稿者: nyorozo111
ナイーヴで意地悪で文章を愛する方々へ
本書の購入にむかない方

・活字を手に取るのが苦痛
・悪意が希薄
・マッチョ
・自他共に認めるインテリ... 続きを読む

投稿日: 2004/3/11 投稿者: kokodokodoko!
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