パソコンがあれば、誰でも簡単にデザインを行えるようになりました。
ところが、ソフトを扱う技法書は数多く出回るものの、デザインの良き手引書はなかなか出版されません。
そんな時代に出会ったこの本は、誰にでもお勧めできる新鮮なデザインガイドです。
有効な情報を適確に集めたしっかりした構成の教科書でありながら、気軽に楽しく読めるし、全体に広がる著者のアイディアにも感心させられます。
特に「3章:音声と文字のカタチ」と「6章:文字のオーケストラ」は必読です。
ポイントのひとつに、モノに正しい「表情」を付けること、と記されていましたが、まさにこの本がそれを証明しているようで、学術書らしからぬ「本来の学術書」といっても言い過ぎにはならないでしょう。