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文化経済学 (有斐閣ブックス)
 
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文化経済学 (有斐閣ブックス) [単行本]

池上 惇 , 福原 義春 , 植木 浩
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

文化と経済をつなぐ「文化経済学」に関しての、待望のスタンダード・テキスト。各分野から注目され、発展著しい研究成果を、代表的論者が体系的に組み立て解明し、文化経済学の全体像の把握を可能にした。情報化社会・成熟化社会における経済、経営、政策のあり方を、文化の視点から検討し直す。

内容(「MARC」データベースより)

文化と経済をつなぐ「文化経済学」の発展著しい研究成果を、代表的論者が体系的に組み立て解明。情報化社会・成熟化社会における経済、経営、政策のありかたを、文化の視点から検討しなおす。〈ソフトカバー〉

登録情報

  • 単行本: 304ページ
  • 出版社: 有斐閣 (1998/11)
  • ISBN-10: 4641086249
  • ISBN-13: 978-4641086241
  • 発売日: 1998/11
  • 商品の寸法: 21.2 x 14.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:単行本
そもそも「文化経済学」という分野がいったいどんな現象を取り扱い、どういった方法で分析していくのかでさえまだ充分に確立していない。
そんな現状において登場したスタンダードテキストである。

社会科学系の出版社としては日本の中でトップの有斐閣から出されていることからも注目され始めた学問であることは間違いないのだろうが、今後、経済学の一領域として認知されていくかどうかはまだまだ疑わしい。
この書においてもいくつかの課題が置き去りにされたままである。

まず最大の課題として「文化」というものがいったいどのような領域であるのか、研究者の中でも一致していない。
従来の経済学では「GNPの増大=生活の向上」と考えるような「狭義の経済」的利益だけで人間の幸福は計れないとする立場から「文化経済学」は登場してきた。

しかし、安直に「文化」という言葉で括ってしまうことで、逆に何でもかんでも、たとえば日本においては無駄の権化のようになっている現在の公共事業でさえもそれが「文化」であるならば肯定してしまうという危険性を孕んでいるのだ。

もうひとつは、さまざまな先行研究の中で「文化」活動、特に実演芸術は、人的資本にかかるコストの割合が大きいため、営利化することは困難であり、何らかの(公的)支援が必要であることがほぼ実証されている。

そのことに対し、「公的」に支援することが必要であるという議論が本書だけでなく、多くの「文化経済学」関連の書物で展開されているのだが、そこでの「公共性」の議論が不十分なままである。
そういった今後乗り越えるべき課題を提示しているという意味でも、「文化経済学」に興味のある人間はまずは読んでおくべき著作であろう。

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