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5つ星のうち 5.0
経済と文化の共通の文脈を求めて・・,
By 南河内太郎 (大阪・富田林) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 文化経済学入門―創造性の探究から都市再生まで (単行本)
■日本語訳タイトルでは「入門」となっていますが、なんのなんの。読み通すだけでは、理解までには程遠い、 とても深さと広がりのある専門書です。 日本語訳を担われた研究者の先見性とご努力に敬意を表します。 なんといっても注目点は、 今までややもすると相反する文脈としてとらえられていた経済学と文化の関係を 「文化資本」という新しい概念を導入することによって、 そのギャップを埋め、双方の文脈の中で理解しようとするところでしょうか。 ■ただ、興味深い「創造性の経済学」などの項目は、 一定分析がなされるものの、 「依然つかみどころのない現象」と結論づけざるをえないあたりは、 残念ながらこの学究分野の難しさというか、 まだまだ研究途上にあることを示すものなのでしょう。 また「価値の理論」のところで示されていた 美術館の経済的価値と文化的価値についての論述。 できれば音楽ホ−ルをケ−ススタディにした試みとして、 どなたか音楽に関心を持つ専門家の手による分析・研究を待ちたいものです。 <創造性の探求から都市再生>という副題が示すように これからの問題意識の変化に応じて、さらに読み深めていきたい一冊です。
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文化政策・文化経済学をこれから学ぼうとする人へ,
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レビュー対象商品: 文化経済学入門―創造性の探究から都市再生まで (単行本)
文化経済学という言葉は、しばしば芸術文化の経済効果やマネジメントに限定されて使われていたが、この本にはそういった従来の経済学者が考える“文化”という概念にとらわれず“文化”という概念を幅広い意味でとらえ、文化経済学の可能性を説明している。特にこの本で触れられている発展途上国における文化政策の可能性についてはこれからの文化政策・国際開発協力の面からもっと検討する必要がある。経済学を勉強している人はもちろんのこと文学や文化人類学を学んでいる人も読むべきである。 間違いなく文化政策学の正典となりえる一冊
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