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文化を交叉させる 人類学者の眼
 
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文化を交叉させる 人類学者の眼 [単行本]

川田順造
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

声・身振り・絵解きが中心的伝達手段の、アフリカ無文字社会の日常。対照的に、過剰・多様な文字表現が駆使される日本の伝統。全く異なる文化空間を自在に往還し、「人間」とは誰か、「文化」とは何かを探求する、人類学の第一人者の思考のエッセンス。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

川田 順造
1934年、東京生まれ。東京大学教養学科(文化人類学分科)卒業、パリ第5大学民族学博士。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授、広島市立大学国際学部教授、神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授などを経て、現在神奈川大学日本常民文化研究所客員研究員。主な著書に、『曠野から―アフリカで考える』(筑摩書房、日本エッセイスト・クラブ賞)、『無文字社会の歴史』(岩波書店、渋沢敬三賞)、『サバンナの音の歴史』(東芝EMI、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞)、『聲』(筑摩書房、歴程賞)、『口頭伝承論』(河出書房新社、毎日出版文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 239ページ
  • 出版社: 青土社 (2010/4/21)
  • ISBN-10: 4791765168
  • ISBN-13: 978-4791765164
  • 発売日: 2010/4/21
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By 団塊予備役 VINE™ メンバー
形式:単行本
コメントできるような立場でも著書の内容でも全くありませんが、あくまで一般人の読書感想文ということでお許しいただきたい。「現代の人類学の中で、格別な位置を占めている」(レヴィ=ストロースの巻頭の賛辞)著者の(日本では)未発表また既論文に加筆したもの5つ。極端に簡略化すると、1)はグローバル化における技術文化をフランス原型、日本型、アフリカ・モシ王国型に分類し各々の特性、共通性を論じています。2000年(仏)発表の論文がもとのようですが、当時既に現在の世界・日本の状況加速化を予見しています。レヴィ=ストロース同様、文化的優劣論から一線を画しています。世界的に方向性が増々混沌としてきている現在、この章だけでも読む価値があります。2)は「うたう」ということの文化的意味、位置づけ。3)は動物(野兎、狐など)寓話とトリックスターについて文化比較。4)は図形象徴性、5)は歴史的図像と言語における機能ですが、一般人からみると各章の連続性、展開はありません。また、素人としては心地良くついて行けるのは1)から3)位まで、4)、5)は少し専門的で難解でした。

何よりも印象的だったのは著者の「あとがき」でした(論文の価値とは全く別な話です)。知の巨人レヴィ=ストロースの最晩年の様子について抑制の効いた著者の話があります。いつかは訪れるわけですが、何とも惜しむべき人がまた一人世を去りました。寂しく、残念でなりません。
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