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個人的には岡本かの子も割と好きだが、女流作家には書けないよなあ、いくらなんでもそうはっきりと「ヘラでけずりおとしたくなるほどのおしろいの厚化粧」なんて表現は。うますぎ。ただ、だからといって、文人たちの輝く才能をひきずりおろすのではなく、ただただ「的確」というほかない絶妙な筆致で、彼らの人生と食欲(性欲との関係も多々ありかも)をあぶりだすのだ。700冊もの文献を当たっての執筆だったという力作。読むべし。
池波正太郎の少年ボーイとのエピソードは嵐山氏が書いている通り、すごく泣けた。
同じノリで、睡眠から見た文人論、衣服、作家の口癖から見た文学史とかも読んでみたいけど、食のそれにはかなわないか。
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