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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
初心者向きでない,
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レビュー対象商品: 整数論入門 (基礎数学シリーズ)
本書を一言で表現するなら「代数的整数論のまとめ」であろうか。実際、著者自身が「まえがき」で述べているように「(代数的整数論)をある程度本格的に習得しようとすでに志した読者」を対象としているため記述はぎりぎりまで切り詰められており、「読んで面白い部分はほとんど」ない。 評者が考えるに、本書は、デデキント環の一般論、2次体の具体論、ディリクレの単数定理、円分体の基礎事項等を*既に知っている*読者を対象としているように思われる。 整数論の初心者が「入門」という言葉に惑わされて購入しないように敢えて星3個としたが、「内容が悪い」という意味ではない。念のため。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
付値論から代数体の基礎を説く優れた書,
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レビュー対象商品: 整数論入門 (基礎数学シリーズ)
この本は、付値論(p進体=局所体)の立場から代数体の基礎を確立する事を目指した、意欲的で優れた書の復刊である。初版発行(1971年)から30年以上経過しているが、その現代的な視点と立脚点は、少しも古さを感じさせない。かつて私は「予備知識のまとめ」である第1章を全て丁寧に読み切ろうとして、途中で挫折した苦い経験がある。第1章は必要に応じ適宜参照することにして、本論が始まる第2章から読まれる事をお勧めしたい。その方がずっと読み易い筈である。 何をもって本書のハイライトとするかは、読者により意見の分かれるところであろうが、私は第5章の「分岐理論」を挙げたい。特に、共役差積、要素、相対判別式などを用いて局所体と相対代数体の分岐理論を論じている5.3、5.4節の解説は圧巻である。 本書の読者には、極めて類似した内容を持つ森田康夫著『整数論』を併せて比較・参照されると面白いと思う。そこにはゼータ関数の現代理論に関する素晴らしい解説もある。
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