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だいたいの場合において、そんな苦労はプロの翻訳家などの仕事。でも、洋書を読む講義があったり、卒業研究で取り扱う書籍が英語で書かれていたり、と数学科の学生は洋書を読むことはなかなか避けては通れないでしょう。その時に数学的な概念で躓くというより、数学独特な語句が混乱を引き起こすことが多々ある。そんなときに活躍してくれるのがこの辞書である。
一度、使用すればわかると思うのだけど
「あれば便利、ないと本当に困る」縁の下の力持ちのような本である。
しかし手にとって、よく見たら英和・和英の数学対訳辞典だった。つまり用語の解説はなかった。この本のまえがきに、「...いろいろな分野の著書や論文に、数多くの数学用語が現れる時代である。数学の全般にわたる用語を便利な形で収録したものがあれば、多くの人たちにとって有益であろうと考える。本書はこのような事情を鑑みて企画されたものである」と書いてある。出版社の内容紹介をみて、用語が解説されていると、思い込んでいた私はがっくりしました。
でも私は今米大学で数学を勉強していて、日本語での数学教育は中学までののことしか知りませんので、私にとっては、解説がなく、対訳辞典であっても、手元にあると日本語を覚えるのに便利ではありますが、出版社の内容解説は舌足らずの感がある。
巻末に付録があり、記号、式の英語での読み方や、数の呼称、各種の字体が載っている。これらは、数学を学ぶ人だけでなく、通訳や翻訳をしている人にも、大変役に立つものと思う。
出版社のより親切な内容紹介文を望みます。それでないと、せっかくの良書が可哀想です。
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