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数学嫌いな人のための数学―数学原論
 
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数学嫌いな人のための数学―数学原論 [単行本]

小室 直樹
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (48件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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   本書は、日本人が苦手とする論理と数学について、学問が確立した歴史的背景や意義を交えながら論じた知的読み物である。アリストテレスの形式論理学やガウスの大定理、背理法、帰納法、必要十分条件、対偶、ケインズの一般理論についての知識を得られるが、その過程で数式はほとんど出てこない。最初の数十ページを読んだだけなら、歴史の本と間違ってしまうほどだ。『痛快!憲法学』で披露した小室節はここでも健在のようである。

   まずChapter1では、数学が登場した歴史的背景について述べられる。古代イスラエルの宗教と論理学の関係、古代ギリシャの3大難問、大航海時代の新航路発見の意義などを読み進めていくうちに、数学の意義や考え方について学ぶことができる。Chapter2では、東西の論理の違いについて、興味深い話が紹介されている。「なぜ、日韓関係はよくならないのか」の部分を読めば、国際理解に関しても論理が重要な意味を持つことがわかる。

   Chapter3は、数学の論理によって育まれた資本主義の考え方が述べられる。資本主義の考え方に、いかに数学が根づいているかを実感できる部分だ。Chapter4は、本書の肝というべき部分で、背理法、帰納法、必要十分条件、対偶などの証明の技術について述べられている。統計調査の注意点や困ったときの発想法なども述べられている。

   最後のChapter5では、まとめとしてマクロ経済学の理論が登場する。ケインズと古典派の経済理論、リカードの大発見などを数学的視点からわかりやすく説明しており、マクロ経済の教科書が理解できなかった人にも理解しやすい。

   300ページ以上におよぶ本であるが、著者の軽快な語り口と興味深いトピックのおかげで、さらりと読むことができる。数学嫌いを直し、論理的思考を身につけるために、ぜひ読んでおきたい1冊だ。(土井英司)

内容(「BOOK」データベースより)

数学の本質は論理である!数学の基本で経済学の神髄が分かる。

登録情報

  • 単行本: 330ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2001/10)
  • ISBN-10: 4492222057
  • ISBN-13: 978-4492222058
  • 発売日: 2001/10
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (48件のカスタマーレビュー)
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By カスタマー
形式:単行本
 この本は、「数学嫌いな人のための数学」というタイトルであるが、数学を易しく解説し、読み終わると理解できるという類の本ではありません。

 むしろ数学が社会(宗教・科学・経済学・法学など)とどのように関わってきたか、数学の思考法がいかに社会のあり方を決めてきたかを学ぶことによって、受験とか狭い範囲の数学を超えた、壮大な数学の世界観を垣間見ることができる。

 著者の文体が独特で、かつ章立てや内容も幅が広すぎるため、好き嫌いが出てしまう恐れがあるが、私がこの本を読んでから、経済学の所有の概念や法学の裁判、宗教のファンダメンタリスト、数学の証明問題の意味がわかるようになりました。

 金融工学を専攻していますが、数学の魅力を理解できる一冊です。

 けっこうすぐに読めますね。いい本です。

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19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
数学と銘打っているが、「理系の本」という印象は薄い。法学や論理学、はては宗教社会学まで、モノゴトの裏側にある数学的発想法を紹介する冒険心にに満ちた一冊。著者の知識の幅の広さに圧倒される。特に述語論理と恒等式、一般均衡理論の最単純ケインズ模型を一貫した視点でつらぬく後半部は必読。ただし、専門性を欠いた雑多な知識の集合という印象はある。文化論はほとんど著者の思いつきをノートしただけであるし、資本主義についての議論も、社会学的側面ばかりが扱われていたりとムラがある。学術書をひもとく気分で読むと失望するだろう。だが、それを差し引いても面白いと言わせる、知的冒険の楽しみは期待できる。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
なるほど 2002/3/20
形式:単行本
高校の途中で数学を捨ててしまった文系人間の私に数学のもつ面白さを教えてくれました。学校で教えられた数学とは違い、数学とはどのような歴史があるのか、そして数学の活かし方など、数学を学ぶ意欲が湧く一冊です。
特に、数学を学ぶ意味をわからないまま、数学を放棄してしまった人にはお勧めですね。
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数学=論理
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投稿日: 2010/3/23 投稿者: オキムラ良二
悪くないです。
文系の男です。

評価が厳しい方が大勢いらっしゃいますが、私としては面白いと思います。... 続きを読む
投稿日: 2009/2/6 投稿者: さらだ
これこそ科学哲学入門書と呼ぶに相応しい。
学問には数学や医学や経済学など、さまざまな分野がある。学問にはグローバルなルールがある。ゆえに言語が違っても世界で共有できる。そのルールとは「論理」である。人間の... 続きを読む
投稿日: 2008/9/9 投稿者: BostonHawk
大学生の論文ではなく、作文みたい・・・・
読みにくいというよりも、エキセントリックな文章です。... 続きを読む
投稿日: 2008/8/1 投稿者: JBHHLW
数学の本質は論理、論理とは論争の技術
この本は、数学が古代イスラエル人の神との論争の技術がギリシャの形式論理学と結合してできた、ヨーロッパ特有のロジックを根底に持つ学問であるという話から始まり、物理学... 続きを読む
投稿日: 2007/12/6 投稿者: 杖
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