すばらしい本です。
本書の前半は、おなじみの騎士と悪漢のパズルで占められています。
それ自体十分楽しめますが、
この本の主題は、後半で展開される「結合子論理」です。
結合子論理を鳥の世界に置き換えて、パズル形式で説明しています。
この本を読むまで、「結合子論理」について全く知りませんでした。
そのため純粋な字形的パズルとして楽しんでいたのですが、
第18章「主の森」ですべての結合子(鳥)がアダムとイブから生まれてくることを知り、愕然。
さらに、命題論理、自然数論、不動点定理、そしてフィナーレを飾る不完全性定理が、
その中で表現できることを知り、本当に驚きました。
たった2つの結合子からなぜこんなに豊かな世界が生まれるのか。
正直言って、様々な結合子(鳥)を紹介する章では、退屈に感じることがあります。
ですが、最後まで読んでください。
途中からどんどん面白くなり、最後に驚きが待ちうけています。
個人的には、スマリヤンの本の中でベスト3に入ります。