僕もゲーデル本を何冊か書いていますが、このコミックには脱帽です。
コミックの持つちからが文章を越えるのだと、これを見て初めて理解しました。
#若い人には当たり前なのでしょうが、僕は年寄りなものですから。(^^;)
1,2巻のうち、特に2巻が圧巻です。テーマパークとしての
形式系、数学の樹、僕のココロの中のイメージを、まるでお願いして
描いてもらったかのような絵に驚くとともに、やはり、若い世代には、
これが生活実感としてあるに違いないと確信しました。
まあ、こういうメンドクサイことはこのコミックの多くの読者には、
「どうでも良いこと」でしょう。不完全性定理を数学の定理として理解でき
るのは、比較的少数の数学的・論理学的能力のある人に限られてしまい
ます。しかし、それでよいのです。そういう理解は特殊能力のある人たち
に任せておけばよいことなのです。多くの人たちとって大切なことは、
そういう技術的細部の理解ではなく、このコミックが見事に再現している、
この定理にまつわるキモチを、素敵なストーリーを通して「楽しむ」
ことだと僕は考えます。