1965年生まれの、理学部出身のライターである、日沖桜皮(ひおきかにわ)氏が書いた、数学を巡る肩のこらない雑談です。楽しい本です。しかし、小学校の授業で教える円周率は3でもいいと言ふ著者の意見には、全くもって賛成出来ません。−−小学生にとって、円周率は、初めて知る無限小数です。−−円周率を通して、無限を知ると言ふ体験の大切さを日沖氏は軽く見すぎて居ないでしょうか?そうした不満は有りますが、出口敦史さんの本文イラストを含めて楽しい本なので、多くの読者にお薦めします。−−星の数は、4か、或いは5でもいいと思ふのですが、円周率に関する文部科学省の方針に倣って、3と致します。(洒落だと思って下さい(笑))
(西岡昌紀・内科医)