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数学でつまずくのはなぜか (講談社現代新書)
 
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数学でつまずくのはなぜか (講談社現代新書) [新書]

小島 寛之
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

マイナス×マイナスはなぜプラスになるの?中学生になった途端、数学につまづくこどもは多い。なぜ数学は忌々しいのか? 証明問題、二次方程式、関数……豊富な指導経験で培った数学のツボを徹底伝授!

内容(「BOOK」データベースより)

数学的センスは誰のなかにもある!学校教育の落とし穴から抜けるための、まったくユニークな伝授法。

登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/1/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062879255
  • ISBN-13: 978-4062879255
  • 発売日: 2008/1/18
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 萩原 湖太郎 トップ500レビュアー
形式:新書
 著者の個性の出ようのないタイプの本だと思っていた『ゼロから学ぶ線形代数』(2002年 講談社)が面白かったので、「この人の本なら面白いかも」と読んでみた。内容はタイトルから想像したものとやや異なっていたが、「あなたが数学でつまずくのは、数学があなたの中にすでにあるからだ」という文言と出会った瞬間にシビれてしまった。

 本書は、必要な箇所でそのつど数学史上のいきさつや著名な数学者の名を挙げながら、数学そのものから、数的能力、(具体的な教材・題材までを含む)数学教育のあり方についてまで、著者の考えを綴ったもの。1つの結論に向かって論述していくスタイルの本ではなく、むしろ、様々な思索を関連のあるトピックごとにまとめたような本。

 取り上げられているトピックは、第1章「代数でのつまずき」(中心テーマは文字式)、第2章「幾何でのつまずき」(証明)、第3章「解析学でのつまずき」(微分)、第4章「自然数でのつまずき」(数学的帰納法)、第5章「数と無限の深淵」(1対1対応原理)。前半は数的能力や数学教育に関する言及が多いが、後半は数学的概念そのものの解説が増えてくる。この点、1冊の本として考えると、やや焦点がボヤけてしまっているように感じた。また、最後まで読んで見直すと「なるほど」と思うタイトルなのだが、多くの学生が「数学でつまずくのはなぜか」だけを論じた本ではないため、ややミスリーディングなタイトルだと思う。

 個人的に面白かったのは、生態心理学の「アフォーダンス」の概念を数的能力に適用しようとしている点。人間の側に数学的世界という構築物があると捉えるのではなく、世界を構成する様々な事物の側に「数え上げられる」「数理的に表現できる」等の性質が備わっていて、それを探り出す力として数的能力というものを考えているようだ。

 前著『文系のための数学教室』(2004年 講談社)も是非読んでみたいと思う。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By moma
形式:新書
とても面白い本である。特に前半の幾何学の証明問題にとまどう子供達の話は実に興味深い。直感的には理解で
きている図形の性質を中学校になるとユークリッド原論以来の公理系に則って「わざわざ言語化」しなくては
ならない子供達のとまどい。18世紀に日本に原論が輸入されたとき和算学者たちが「当たり前のことをどうして
こんな風に書きあらためなくてはならないのか・」と冷淡だったと紹介されるが、なるほどそこには子供も学者
もないのだ。数学の先にあるものへの理解のためには一応原論公理系に従って記述することもまた必要である
が、一方でリーマン流の非ユークリッド幾何学という「別の公理系」の存在を知らせておくことが大事であると
の論旨は貴重であると思う。さて、このようなとまどいに対する現代風の解決策として「ひとつの公理系で事を
進めていくこと=ひとつのロールプレイング・ゲーム(RPG)を楽しむこと」・・・の導入は面白い。制約だらけ
の閉じた世界でなんとか先に進んでいく現実感は、実は大人よりも現代の子供達の方が優れているのかもしれな
い。そして現実には複数のRPGもあるのだということは、今の子供達には容易に了解されることだろう。

ところで本書では別のRPGの例としてMIUシステム(もともとはゲーデル,エッシャー,バッハに出てくるらし
い)というものが紹介されている。子供達に面白がってもらいながら、公理系というものの本質をつかんでもら
う工夫としては非常に良くできている。・・・このような数学の本は読んだことがなかっただけに、大いに感銘
を受けた。

本書の後半は無限について人類がどのように理解を進めてきたかを、怒濤の勢いで紹介してくれる。あまりの
テンポの速さについて行けない部分もまた多い。

さて、筆者は読者としていかなる人々を想定しているのであろうか?数学者・・ではない。教育者・・なのだろ
うか?私には(自分のような)「学童期の子をもつ親」がターゲットに思えるのであるが、それならば後半は
余りに高級であり、目がくらむ。

いずれにせよ、非常に質の高い書物であり、途中でわけがわからなくなってもいいから、中学生や高校生にも
読んで欲しい本であると思った次第である。
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26 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
つまずき? 2008/1/23
形式:新書
現代新書の以前に出た別の著者の本{算数数学が得意になる本}がありました。その本は今まで数学者がつまずきを恥ずかしいものと思って?取り上げなかったことを、研究された論文を紹介する形で算数から高校数学までのたてのつながりを意識してつまずきを解説していました。それで新鮮で一般読者にはかなり受けたようでした。でも私はまだ学者っぽいにおいがして70点ぐらいの点をつける本でした。そして今回の著者の本が出たので、もっとつまずきをていねいに書いてあるものととっても期待して買ってもらいましたが、正直いって専門の数学書という感じの本です。章の題は代数のつずずき、解析のつまずきとなっていて、つまずきという語はあっても???でした。ところが高校で習った数学の先生にもっていったら、数学の専門書としてはベリーベリーグッドと。代数学と解析学という分野の専門的な考え方をこの本を使って教えてもらっているうちに専門の数学の世界が少し少しわかった気になりました。代数学は仕組みで、解析学は動きです。数学を専門的に勉強する人にとっては絶対にすばらしい本でしょう。
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投稿日: 2008/1/27 投稿者: はな
疑問
昔数学科を卒業したことをなつかしく思い、この手の本はたまに買って読む。扱っている素材は興味のある面白いものだ。しかし疑問も多くある。「数学は役に立つ」という主張に... 続きを読む
投稿日: 2008/1/24 投稿者: 数学次郎
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