私は仕事が経理職なので毎日数字を目にするのが当たり前だし、FXもするので、仕事に関する数字だけではなく、例えばアメリカの雇用統計の数字なんかも覚えている。なのでそれぞれ出てきた数字に対して色々と考えたりもする。しかしこの本を読んでもう少し視野を広げて深く数字について考えてみようと思ったし、もっと別々の例えば一見関係ないと思われる数字どうしの繋がり(関連性など)ももっと考えるべきだと思った。
偶々かも知れないが、私の周りの人は数字に対してあまり意識せず生活している人が多いと思う。例えば、自分の給料明細を見てちゃんと間違いなく計算されているのかと疑問すら持たない人が多い。確かに計算方法が分からないのかもしれない。ただ、昨今ネットが発達しているので調べようと思えば調べれるし、分からなければ聞く事だって出来るはず。しかしそもそも何の疑問ももたない人間の多い事。
パソコンで計算されているんだから間違いないとか、経理を何十年もやってくれてる人が計算しているんだから間違いないとか勝手に思い込んで、はなから間違いがあるなんて更々思っていないのだろうと思う。けど、社会保険や税金は毎年結構変わってる。例えば家族経営の企業なんかでは給料ソフトを入れ替えず(更新せず)そのまま使っている場合もあり、そうすると変更になるたび自分で税率などを入れ替える必要がある。けど計算率が変わった事に気付いていない担当者などもいて、そのままになっている場合もある。今年から子供手当の関係で、16歳未満の子供の扶養控除が所得税で受けられなくなっているが、いったいその事を理解している人が何人いるだろうか?パソコンで(給料ソフトを入れて)計算していても、そもそもが間違った率での計算や16歳未満の子供の扶養を外さず所得税を計算しているなど、給料を間違えられている可能性があるのだ。まぁ税金に関しては年調もあるし間違えてもその時に過不足を差引するからいいようなものの、へたしたら年調で結構な額の不足分が出る場合もある。社会保険に至っては気付かない場合もある。
そういう人達にもう少しせめて自分の身の回りの数字に興味を持ってもらうという意味で読んでほしいと思った。あと、数字の苦手意識を持っている人でも漫画仕立てになっているというところから入りやすいとは思う。
但し日頃から数字に慣れ親しんでいるような仕事をしている場合は物足りないと感じるし詳しく掘り下げては書かれていないのでつまらないと思う。
営業マンとか経理の事を全く分からない中小企業の経営者とかが読まれるといいのでは?少しは数字に興味を持つかも。