1972年に中央公論社の自然選書の一冊として出版された本の再刊です。色んな面白い数式が出てきます。「博士の愛した数式」の話題より、もっと高尚で難解なものが出てきますので、数式アレルギーの方にはかなりキツイかもしれません。大学教養以上の数学の素養がある【数学マニア】な方は楽しめる内容だと思います。(著者が著者だけに、数値解析屋は必読の一冊かも?) 個人的にはπ(円周率)にまつわる話(πが無理数の証明も含む)とか、タイル張りの話とか、ナカナカ面白いです。かなり高尚な【数楽エッセイ】です。
35年も経過しているため内容が古臭い部分があるのも否めないのですが、著者(1926年生)はこの文庫化に際し巻末に注を加えることで35年間の数学の進歩を補っています。これにはただただ脱帽しました。_(._.)_ (平伏する図)
本書の内容に興味を持つ人は「フィボナッチのうさぎ―数学探険旅行」(キース・ボール)も楽しめるのではないか、と思いますょ。Have fun !