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助数詞について長年研究してきた著者は、日本語の数え方には、話し手が数える対象をどのように捉えているかを映し出す“鏡”のような役割があると指摘する。「1匹」と言えば抱きかかえられる大きさのイメージで、「一頭」ならば中・大型犬だと分かる。近年そうした使い分けが曖昧になってきた原因の1つは、数え方が分からない時に利用しやすい本格的な辞典がなかったことだと言う。数え方の由来などを解説するコラムも充実している。
(日経ビジネス 2004/07/26 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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例えば、「1本」は細長い物体だけではなく、ホームラン・電車・映画・ソフトウェア・論文・武道の技など、細長くないものも数えますが、助数詞「本」の項目を引くと、その理由が細かく丁寧に説明されていて驚きました。また、「1回」と「1度」の違いなどは、考えたこともなかったので日本語の豆知識としても役立ちそうです。数えたいものの名前を五十音順に引ける機能もあるので、数え方に迷ったときにとても便利。日本語関連の本が氾濫する中、どうして今までこのような本がなかったのか不思議です。
この辞典の真髄は何と言っても第2章の600種類にも及ぶ数え方一覧。「個」「台」「基」「本」「つ」「回」「度」等の知っているつもりできちんと使いこなせない助数詞の解説や意味,使い分けのポイント,類似する数え方との比較例文が豊富にあります。古い数え方には古典作品からの用例も添えてあり,丁寧な仕事ぶりがうかがえます。
僕が特にオススメなのがコラムです。
コラムには、マグロの数え方や「10羽」は「じっぱ」が正しい等
たいへん着想がユニークで面白いです。
そのコラムの中で私が気に入っているのが、
人魚は「1人」?それとも「1匹」?
です。結論は自分たち人間と同類だと捉えれば空想上の生き物でも
「1人」と数えるということだったのですが、「悪魔1匹」及び
「天使1人」に見られるように人間にとって友好であるかどうかに
よって分けているという説明がなんとも奥深くて面白かったです
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