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25 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「随筆」という言葉がぴったりな大人の作品,
By
レビュー対象商品: 散歩もの (コミック)
’03から’05年に「通販生活」に連載された作品を単行本化したもの。傑作「孤独のグルメ」を生み出した久住昌之原作である。主人公は文具メーカーに勤務するサラリーマン上野原。妻あり。子どもはいないようである。年齢は40歳前後か。この作品は彼の日常、それは外勤中であったり休日だったりするのだが、立ち寄った場所をスケッチした短篇8話が収録されている。その場所は公園だったり商店街の本屋だったり夜の住宅街だったりと、孤独のグルメよりさらに”日常”が協調された作品である。谷口ジローの絵もこれにあわせて黒(ベタ)は殆ど使わず淡色の水墨画のようである(主人公の髪の色もスクリーントーンを使っている)。 エッセイというよりも日本語の”随筆”という言葉がぴったりな大人のマンガである。この作品の原作の過程を記した久住昌之のあとがきも良い。
19 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
漫画は85Pしかありません,
By アマゾン次郎 (広島県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 散歩もの (扶桑社文庫) (文庫)
前回の「孤独なグルメ」がとてもよい本だったので、この本も狙っていたのですが、なんとなく二の足を踏んでいたところ文庫本発売となったため、勇んで購入。久住氏+谷口氏のほのぼのした淡白な描写のなかに潜むそこはかとない情味のようなものは確かにあり、「これこれ」と思いはしたが、かなり薄味といえます。 全127ページ中漫画部は85ページでボリュームも少ないせいか、いまいち主人公の人となりが立ちのぼってこない。30歳中頃にしては枯れすぎてやしませんか? 食べ物とか、なにか本能に直結したスパイスがないと、久住作品は淡白がちになるような気がしました。 ま、それでもいいんですけど、ともかくもっと読みたかった! ページ数が少ない!
31 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
テレビや雑誌で見た場所への散歩は、散歩ではない・・・,
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レビュー対象商品: 散歩もの (コミック)
ふらりと立ち寄った町中の食堂での料理との出会いを描いた傑作「孤独のグルメ」の原作と作画コンビが贈る。連載誌が「通販生活」という点も異色。季刊という関係で8話で終わっているのだが、ぜひとも続刊を望みたい。 文具メーカーのサラリーマンである男性が仕事や休日の途中で立ち寄り歩く都内の街路のなにげない風景を、谷口ジローが写実的な絵で淡々と描く。 有名スポットが登場するわけではなく、散歩すること自体を目的としている訳でもないが、歩くことで見えてくる些細な発見が、ちょうど「孤独のグルメ」でも描かれた食べ物との偶然の出会いと同じ種類の驚きと喜びを持って描かれ、ワクワクさせてくれる。また「孤独のグルメ」より進化した点として、主人公の生き方や家族の姿が垣間見える点をあげたい。 旧東海道の風情が残る北品川、目白の坂のある風景、吉祥寺のハーモニカ横丁、井の頭公園など・・。
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