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散歩のあいまにこんなことを考えていた
 
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散歩のあいまにこんなことを考えていた [単行本]

松浦 寿輝
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

煙草にはマッチで火をつけたい。午後の早い時間のビアホール。ドリトル先生のほがらかさについて。…ネクタイを緩めて語る、猫と本と散歩への愛に満ちたエッセイ80余篇。

内容(「MARC」データベースより)

ぶらぶら歩きの途中で横道へ入り込む愉しみ。煙草にはマッチで火をつけたい。午後の早い時間のビアホール。小動物が出てくる物語の魅力…。ネクタイを緩めて語る、猫と本と散歩への愛に満ちたエッセイ80余篇を収録。

登録情報

  • 単行本: 305ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2006/04)
  • ISBN-10: 4163680306
  • ISBN-13: 978-4163680309
  • 発売日: 2006/04
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
著者の作「あやめ」に、捨て猫のエピソードが出てくる。痛切を超えて、怨みの域の話だと感じて読んだ記憶がある。パラパラと本書をめくりながら、猫に関するページをいくつか読んだ。いづれも短いものだ。小説から著者をイメージしてきたものとして、

 ああ、そうだったんだ。と思えるものが沢山出てきた。著者の小説だけを夢中で読んだ者とすれば、本作は、著者を友人にできたような錯覚が起きる親しみやすい随筆です。

 作者の息遣いは、このように伝わるのです。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 2006年に入って松浦寿輝のエッセイ、評論、書評の単行本が立て続けに出ているが、本書はそんな中の一冊。僕は著者の小説のファンなんだけど、どうも著者自身が強く表に出てきてしまうエッセイという形式は、小説に比べて魅力を感じない。自制がないと言うかユルいというか、小説という形式に凝縮していく際のストイックさがスコンと抜けているのだ。ネクタイとか万年筆とかノートとかそういったマテリアルへの思いを直接的に語る時、小説では制御されていたペダントリーが表出する。それは余剰なものではないか。本音なのか冗談なのかわからないけど、ほんとうにこれが松浦寿輝?っていう陳腐で凡庸な感受性にも肩透かしを喰う。「居酒屋」より「ビアホール」とか、40歳過ぎてから煙草を吸い始めたとか、ところどころ素敵なセンスも垣間見られるのだけど。バイクの話とか“インテリの中年デビュー”のようで、なんでそんなことあえて語るのだ?という失望感がある。僕にとっては、早く小説が読みたい、そんな思いにさせるエッセイ集だった。
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