「ゲーム史」と呼ぶには網羅されていないし
筆者も言っているとおり
当然取り上げるべきエポックメイキングなゲームが
いっさい語られていないのは違和感がある。
だが、それは書名のせいだ。
そもそもこの本は「ゲーム史」を語ろうとしていない。
システムの進化とか、技術上のうんちくはあえて語らず
もっと「ゲームといふもの」の本質だけを語っている。
潔く、その他をすべてバッサリ切り落としてる。
たとえば「マリオブラザーズ」がなぜ秀逸か。
筆者は、「仕掛けて、狩る」という2ステップ方式は釣りと同じであるとする。
それが人類の原始的な快感に近いというような論旨は、じつにオモシロい。
ほかにも、「ドラクエ」は「観光ツアー」であるとか
「信長の野望」の武将を集める=ポケモンを集める。とか。
巧い手つきだと思う。