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もともと著者らはある専門学校でジュニア小説やまんがについて生徒たちに教えるという試みを始めました。そのおりに、著者らが編集の現場で「あのまんがのアレ」と当然のように語り通じていた作品を、学生たちがそういった自明なまんがやアニメについてまったく知らないことが判明した、というところがこの本の原点です。
さてこの本の構成は、第1部 まんが論を大塚英志氏が、第2部 アニメ論をササキバラゴウ氏が分担で担当しています。専門学校の授業が別枠で行われたためそれに準慮しているからです。
漫画論での手塚治虫や梶原一騎は、まああれだけ一世を風靡したのだからいいとして「萩尾望都」あたりがあって「みつはしちかこ」がないのは何故だ。「大塚さんだ」からなあと感じます。
その点、アニメにいたっては「宮崎駿」も出ている「富野由悠季」も。そして実は「補講--石ノ森章太郎」とあって補講において駆け足ながら永井豪や松本零士にもふれ、ササキバラゴウ氏の部分は読みやすくバランスが取れています。
正直「まんがやアニメ」もここまできたか。とうとう皆が「共通」の知識として知っておく作品がある、すなわち「教養」といわれる時代になってきたそうです。ぜひ皆さんも「教養科目」になった<まんが・アニメ>を学んでください。
「芥川龍之介」より「富野由悠季」の「教養」のほうが思春期の少年たちの心に共感するかも。
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