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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
教育に関する冷静な議論のために,
By 清高 (仙台市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 教育言説をどう読むか―教育を語ることばのしくみとはたらき (単行本)
私を含め、世間で行われている教育言説がいかに問題があるかを明らかにした本といえる。たとえば、「個性尊重」が子どもに対してあきらめを強いる働きをしたり、「いじめ」の定義が明らかにされないのでかえって「いじめ」に対して有効な手立てが立てられず、教育現場に問題が発生しているなど、何気なく使っている言葉の問題性を暴き出したところが教育を考える者すべての参考になりうる内容になっており、すばらしいので、星5つとする。 なお、この本は1997年に書かれた本だが、今でも十分通用する本だといえる。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
教育言説!,
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レビュー対象商品: 教育言説をどう読むか―教育を語ることばのしくみとはたらき (単行本)
教育論って、誰もが簡単に論じることが出来てしまうものです。なぜなら、誰もが教育を受けてきて「経験者」だからです。 しかし、簡単に教育を論じてしまって良いものでしょうか? もちろん、良いわけですけれども、出来ることならもう少し冷静に立ち止まって、 今私達が何気なく使っている「教育言説」に目を向けてみてはどうでしょうか? 例えば愛の鞭という名の「体罰は必要だ」とか、法律論に基づく「子供の喫煙は良くない」とか。 当たり前のように言われ続けてきた表現1つをとっても、冷静に見つめればいろいろな視点が見えてきます。 この本は、そんな「教育言説」を正しく教えてくれる本です。 是非読んでみて下さい。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
学ぶところの多い本だが,
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レビュー対象商品: 教育言説をどう読むか―教育を語ることばのしくみとはたらき (単行本)
問題意識や手法には学ぶところが多かったものです。一見誰も反対できない「正論」に思われる言葉が、現実に「殺し文句」として機能して教育をめぐる議論や実践を縛っている、という点に注目してみることは、確かに見落とされがちだが重要なアプローチといえるでしょう。けれども違和感を禁じえなかったことがあるとすれば、執筆者たち自身の立場が暗に反映されていることであす。あるいは、彼らがそれに全然気づいていないことです。 それは分析対象となる言説の選定に表れています。「学校は子どもの個性を尊重するところである」「学級は生活共同体である」「体罰は必要だ」といった言説が教育実践を制約する「殺し文句」として俎上にのぼっています。 しかし、「少年法の精神を尊重しなければならない」「教え子を二度と戦場へ送るな」「教育に国家による強制があってはならない」といったものも、それ自体としては正論ではあっても、同様に「殺し文句」として働き、多くの教育者・教育論者たちの思考ストッパーとして機能していないか。これらの言説の役割も本書に挙げられた数々の言説と同様に、分析してみるに値するでしょう。著者たちがそれに気づいていないのか、こうした言説を扱うのを意図的に避けているのかは定かではありませんが、いずれにせよ彼らも実は一定の「殺し文句」の影響下にある―そうも考えさせられました。
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