著者はPISAで世界一の学力を維持したフィンランドという国について、世界最大のシェアを誇る携帯電話会社のある国、ウィンドウズと拮抗するOSソフトを生んだIT先進国、サウナやキシリトール、ムーミンを生んだ国、人口が北海道と同じくらいの国、学校の夏休みの長さ、ソ連崩壊当時は失業率が20%に達した国、大学はすべて国立・・・といった冒頭のインフォメーションで親近感を高めてくれた。
そして肝心の「教師の育て方」だが、特色の一つとして、日本とは比べものにならないくらい長時間の「教育実習」が紹介されている。
本書は、タイトルだけにひかれて「教員養成プログラム」の参考にしようとすると、期待はずれに終わるだろう。
実質的には、著者によるフィンランドの各種学校のルポである。
タイトルとしては、「優秀な教師が育つフィンランド流学校教育」の方が適切だったかも?