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教育力 (岩波新書)
 
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教育力 (岩波新書) (新書)

齋藤 孝 (著)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

教師に求められるものとは何か.著者は数々の斬新な視点から、それを明らかにする.あこがれの伝染としての教育、祝祭としての授業、社会に食い込む技術、さらには開かれた体、課題のゲーム化…….そこから浮かび上がる「良い先生」の条件は、学校に限らず、企業や家庭で管理職や親として「教える」立場にあるすべての人に役立つであろう


内容(「BOOK」データベースより)

教師に求められるものとは何か。あこがれの伝染としての教育、祝祭としての授業、社会に食い込む技術、さらには開かれた体、課題のゲーム化…。著者は数々の斬新な視点から、それを明らかにする。

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5つ星のうち 5.0 斎藤孝氏の集大成的役割を担う作品, 2007/2/1
教育者、指導者は「支配欲」「変形欲」に捕われてはならぬ、実に考えさせられる言葉だ。筆者は能動的(攻撃的)に「教育」の押し売りをするのではなく、受動的な姿勢でも生徒が群がってくる、そんな魅力的な教育者たれ、そして、そうあるためには永続的に努力をし続けよ、と主張する。会議、採点、委員会や地区、部会の活動などの雑務に追われている現場レベルで考えると理想論であり、実現の難しい主張もある。しかし、その理想に向かう姿勢を忘れて教育者でいることは筆者の言葉を引用するまでもなく「罪悪」であることも確かだ。そのあたりのトレードオフの関係が最も頭を悩ます問題であり教育者としての個人的な資質が問われる部分である。構成の支柱部は「対人関係能力・コミュニケーション力の向上方法」「〜力」「理想の教育者像とは」であり、具体的なメソッドの分量は比較的少ない。尤も、そこを差し引いても、筆者長年の主張が濃密に詰まった次世代の指標となるべき「教育論」であり、非常に丁寧に作られている良書だ。「教育者は文化を支えてる」この言葉に代表される、これから教育者を目指す方や、教育者として歩止まりな状況にある方の心を熱くするキーワードが至る所にちりばめられている。また、上司として部下の指導方法に頭を悩ませてる方にも良い刺激を与えるのではないだろうか。その他、人を指導、監督、教育、啓蒙する年齢や立場に達し、それらの原理原則と正しい方向を知りたい方々にも是非読んでいただきたい。
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19 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 あこがれによる教育の活性化, 2007/2/11
 新書だが、齋藤孝氏の渾身の一冊である。「教育」に対する情熱が行間からひしひしと伝わってくる。「あこがれにあこがれる関係」こそがあるべき教育の本質だと著者は言う。教育に携わるものがどういう人間存在でなければならないか。その根底にはより駄目になりつつある日本の文化を、日本人を何とかよい方向へ導きたい、いやともに導いていこうという教師への呼びかけがある。そのアドバイスは研究心の持続、「ノートの本質、プリントの役割」など非常に具体的で、実践への意欲を高める内容になっている。

 ここに述べられたことを理想的だと現役教師が批判するのは簡単だ。現場はもっと低いレベルで、教え、育てる以前に管理の段階で苦しんでいると。しかし、教師自体が自分たちの仕事に誇りを持たないで、教育が良くなっていくはずがない。その誇りを取り戻すための叱咤であり、激励だと私は思う。著者自身の「教育力」が、この本の執筆でも見事に活かされているのである。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 どこを読んでも示唆と刺激に満ちた教育論の名著, 2007/1/23
 「教育」というものを普通の学校や教室のみに限定せず、より広い意味で文化や教育を伝承し、より発展させていくものと定義した上で、その望ましいあり方について明快に説き、これからのあり方の指針を示した本。
 斉藤氏は、古今東西の文学作品や映画、政財界の著名人などの対話など、実に豊富な事例から、教育の本質やあり方について議論を展開していく。教育の基本的な必要性から、実際の様々な身近な事例まで筆は及び、読んでいてあきることはない。文章は非常に読みやすく、論旨も明快で示唆に富んでいる。狭い意味の先生だけでなく、学生や主婦、一般の社会人にとっても得るところは多いに違いない。
 書き方は愛情や熱意にあふれ、全体的に斉藤氏のポジティブな姿勢がうかがわれる。しかしまた同時に、近年の日本にみられる「まじめに勉強ばっかりするのはダサい、かっこ悪い」「受験に必要なものだけ勉強すればよい」「自分がよければそれでいい」といった風潮を憂いているのも感じられる。このような風潮が改められ、よりより社会が作られていくことがこの本の何よりの狙いであろう。

 文句なしに、老若男女問わず、一人でも多くの人に読むことを薦められる、稀有な一冊である。
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