教科書・ゆとり教育・いじめ…。扱い方にセンシティブで、しかも失敗すると莫大なツケを払わされる教育問題。書籍版マル激の第6弾はそんな問題を取り上げている。ゆとり教育について激しくバッシングされていた寺脇研氏であるが、私は以前から彼の主張には賛同していた。この本でも彼の主張は顕在で、むしろゆとり教育批判、なかんずく現場の側に立っているほうがショボく見えてしまう。この件についてはいかに現場が無能かを知らしめる構成になっている。
次にいじめ問題であるが、内藤朝雄氏の別の著書でも語られているのであまり新鮮さはない。しかし、古臭さを感じさせないのはどういうことだろうか? さらに、パワハラ近辺まで踏み込んで議論が進んだり、「いじめ防止」と「喧嘩」の関係にまで触れられていて興味深い。
声のでかいヤツの教育論に神経をすり減らしている方々にはオススメ。