これまでの技術書にありがちな「〜すべきである」「〜でなければならない」といった表現とは無縁の、しかし内容的には今日的内容をきちんと踏まえたしっかりとした「技術書」である。
やわらかい表現とは裏腹に、アップデートな登攀技術をきちんと踏まえつつ記述がなされている。しかも、とおりいっぺん以上の内容まで踏み込んでおり、山岳会やガイドなど狭い範囲までしか共有されていなかった、しかし重要な技、小技をわかりやすく解説してくれている。
新世代の登山者への新しい「教科書」であり、きちんと登山、クライミングと向き合う独立したクライマーには必読の書といえる。