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5つ星のうち 3.0
少子高齢化社会は,第三の側面として要介護者増加社会でもあった,
By BCKT (長崎県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 教師をめざす人の介護等体験ハンドブック 3訂版 (単行本)
プロローグ第1部 1章 21世紀の教育 2章 未来を拓く教師の力量・資質 3章 介護等体験の意義と課題 4章 介護等体験にいかに臨むか 第2部 1章 介護等体験の手順と方法 2章 特別支援学校等での介護等体験 3章 社会福祉施設での介護等体験 4章 介護等体験の事後 付録 著者は組織(現代教師養成研究会)だが,黒澤英典(武蔵大学名誉教授,埼玉大学卒,著作多し),次山信男(東京学芸大学名誉教授,ReaDデータ検索不能),西村洵子(日本女子体育大学名誉教授,ReaDデータ検索不能),藤枝静正(埼玉大学名誉教授,ReaDデータ検索不能),望月重信(明治学院大学,ReaDデータ検索不能)が編集委員。その他の執筆者も大学教員。不思議なことにほとんど全員が教授で,助教授・準教授がいない。たぶん教科書で使うからということで,大修館書店に出版を呑ませたのだろうが,不思議だ。名誉教授に販売先市場があるわけはないのに・・・。総勢17人(うち編集委員が5人)。全119ページだが,途中には資料や表があり,体験者感想などもある。さらに87ページ以降は付録(法令や連絡先やレポート原稿用紙など)なので,執筆は一人当たり5ページ以下。 “ハンドブック”の名の通り,本書は,教職資格取得を目指す大学生その他が,「介護等体験」に際する基本情報と心構え的なものを比較的に分析的に活字化したものである。「介護等体験」はむかしは “介護実習”とか言われていたものらしい。取り敢えず,法律化されているという根拠を除けば,なぜ教職者にのみ必修化されているのは執筆者たちにも判然とはしていないらしい。人口趨勢を見ると,日本人口の増分が年率で1%にも満たないのに,障害者に分類される児童たちは絶対数的には少数派であるとはいえ,年率20%で増加しているらしい。これはまさに危険な傾向だ。少子高齢化社会は,当然,子供が減って高齢者が増える社会を意味するが,第三の側面として要介護者増加社会でもあったというわけだ。保護者が親権保有者としての責務を果たさない,要するに自分の子供に躾ができないからか,やはり生物学的に人間が変質しているからか,情緒的に不安定な学習不能児が増加傾向にあるのは,教育の向上には負の要因である。翻って,高齢要介護者が増えるのもまた社会の生産力拡大には負の要因である。 この要因を反転できるか? これが問題だ。(955字)
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