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敗者から見た関ヶ原合戦 (新書y)
 
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敗者から見た関ヶ原合戦 (新書y) [新書]

三池 純正
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

西軍必勝の秘策は、関ヶ原現地にその証拠が遺されている。三成ら西軍は、事前に中山道、北国街道を封鎖し、自陣の前面に巨大な土塁や切岸・柵を築き、松尾山の山下には強力な陣城を築いて鉄壁の防御態勢を準備していた。徳川家康ら東軍は、関ヶ原に誘き出され、西軍のエジキになるはずだったのである。西軍には考え抜かれた作戦が存在し、実際、合戦の勝負は最後の最後までわからなかった。長年の現地遺構調査により、三成ら西軍の「一大作戦」の全貌を明らかにする。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

三池 純正
1951年福岡県生まれ。工学院大学工学部卒業。東京都下の市役所に勤務しながら、現在は、戦国期の歴史の現場を精力的に踏査し、現場からの視点で歴史の定説を見直す作業に没頭している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 266ページ
  • 出版社: 洋泉社 (2007/05)
  • ISBN-10: 4862481469
  • ISBN-13: 978-4862481467
  • 発売日: 2007/05
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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41 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sd
形式:新書
 
歴史は勝者によって好きなように改竄されてしまう。
関ヶ原合戦と石田三成もしかり。
本書によってまさに目からウロコが落ちた思いがした。
 
著者があとがきに記しているように、
「関ヶ原合戦は、通説のように徳川家康が石田三成ら西軍を挑発したことにより、
そこがたまたま戦場になったのではない」のである。
 
石田三成は、十分に備えを固めた関ヶ原陣地に徳川家康を釣り出し、
あと少しで勝利するところまでいっていたとは・・・
三成を単なるエリート官僚と認識していた私は、
見事に徳川家の陰謀にハメられていたのかもしれない。

最後の沢庵禅師と石田三成のエピソードには
胸がグッと締め付けられるような思いがしました。
買って損なしとお勧めできる一冊です。
 
このレビューは参考になりましたか?
27 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 これまで関ヶ原の戦いに関する書籍は徳川家康側の目線で書かれているものが多いですが、この本は西軍の大将・石田三成の目線で書かれており、敗者のイメージが強かった部分を見直し、負けるべくして負けたのではないということを筆者が関ヶ原に訪れて検証し、実は智将だったという部分を述べている。今までの一方的な見方だったのが、他方から見ると意外な発見があり、非常に面白かったです。徳川家康目線の本と同時にこの本に眼を通すと面白いと思います。勝者・敗者の目線だけではなく、どんな武将だったのか?どんな戦略でどういうふうに関ヶ原の合戦の状況が動いていったのか、この本はそんな好奇心を刺激してくれました。
このレビューは参考になりましたか?
59 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Haruhi
形式:新書
『通説』は、あくまで『通説』
『事実』ではない
それをこの本は物語っている
読んで最初に感心させられたのは、視点は石田三成であろうとも、他に出て来るどの武将も雑言では書かれていないこと
西軍を視点に置けば加藤清正、福島正則、徳川家康が『悪役』に回るのは必定で、東軍に視点を置けば石田三成が『全ての元凶』にされてしまう
それは史書であろうと歴史物語であろうと、今までその図式が成り立っていた

直江兼続を題材にした小説の多くで、三成は『背の小さい武将(平均身長を満たしていながら、三成はこのような扱いを受けている)で横柄者だが兼続にはややへつらった態度を示す友好的な人物』とされる
実際、三成と兼続の間には友情にも似た感情はあっただろうが、それは決して「イコール友人とは言い切れない」と言う証拠がしっかりと書かれていたのが嬉しい
通説では三成と兼続は友達同士だったとされてはいても、事実はそれとは違うことを、どれだけの人間が知っているのだろうか
この本には数え切れないほどの『ネタバレ』が散りばめられている
そしてわたしは、この本を探し求めていたのだと今も思っている
購入して4ヶ月近くになるが、これほど秀逸な書籍には未だ出逢っていない
個人的感情は、一切取り入れていない
私見もない
全て著者が数多くの文献を紐解き、現地に行って検証したものである
関ヶ原はもちろん、彦根、石田町(三成の生家跡)に何度も足を運んだのだそうだ
時間を掛け、じっくりと構築された内容には、ただただ感心させられるばかり
三成ファンはもちろん、アンチ三成ファンにも読んでもらいたい
決して分厚くはない書籍だが、三成の生き様が鮮明に浮かび上がる素晴らしい本だと信じている
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