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40 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
沢木の一番はやっぱこれだ。,
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レビュー対象商品: 敗れざる者たち (文春文庫) (文庫)
もう16年前なんだ...。当時通っていた予備校の講師に、これは読むといいって薦められたのは。それにしても、何度も思い出したように読み返したくなるこの本の魅力って一体何なんだろう?特に、元オリオンズの榎本喜八について書かれた、『さらば宝石』は何度読んでも新鮮な感動に襲われる。スポーツファン、特に野球ファンなら、絶対に引きつけられてしまう何かがあるはず。この一冊に魅せられて、以来数々の 沢木の著作を貪り読んだけど、未だにこれを超える作品には巡り合ってないって気がする。単純な敗者の美学っていうだけの本じゃないし、何ていうか、間違いなく沢木自身が自分自身の何パーセントかを賭けて、読んだ人の心を揺さぶろうとした..そんな風に思わせる一冊だな...。
16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
哀れなほどの愚直さが美しい,
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レビュー対象商品: 敗れざる者たち (文春文庫) (文庫)
プロスポーツにおいて努力の末に栄光を勝ち取る者がいる。しかし、その裏側で華々しい舞台から去るものがいる。その後に第二の人生を見つけ出せた者、死を選ぶ者、見果てぬ栄光に向かって漂う者・・・。 勝者以上にひたむきな努力をし、一度は「いい時期」がありながら、結果として彼らが敗れたのはなぜか。 その理由を各人の生い立ち、家庭環境や性格にまで触れ、深く探ろうとした若きルポライター沢木耕太郎の「汗」や「勢い」が感じられる。 努力が報われずに抜け道の無い失意の淵を漂った者として、私自身、昔の古傷を開いてしまうようで読むことが少し苦しく感じました。 もし私がもっと早くこの本に出会っていたら、敗者の生き様を見て自分の努力のありようを変えられたかもしれない。 敗れざる者たち。私もその一人・・・。 スポーツに限らず、ライバルと戦うと同時に自分と戦う状況(例えば受験とか)に直面している人、これからそうなる人に読んでもらいたい一冊です。
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
戦後世代を代表するノンフィクションライターの傑作,
By ゲバジジ (神奈川県川崎市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 敗れざる者たち (文春文庫) (文庫)
戦後に生まれた第一世代の私にとって、文学における村上春樹、ノンフィクションにおける沢木耕太郎は皮膚感覚で共感できるもっとも好きな作家だ。沢木耕太郎の作品をはじめて読んだのは「地の漂流者」だったが、たちまち魅せられた。沢木は当時まだ20代半ばだったように記憶している。僕という一人称で書かれた文体は取材対象に深く関わりながら距離感を持ち、それまでのノンフィクションにはない鮮烈な感性を感じさせた。2冊目として出版されたこの本を読んでからは、この作家の作品はすべて読もうと心に決めた。すでに3度読んでいるが、色褪せることはない。いまも若い読者を惹き付けているいると知り、嬉しくなった。未読の若い世代の方には是非読んで欲しい。ノンフィクションの面白さが堪能できる。沢木はいまも卓越した作家だと思うが、20代に書かれた作品が私はいちばん好きだ。
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