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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本経済復活への決定打!,
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レビュー対象商品: 政府貨幣特権を発動せよ。―救国の秘策の提言 (単行本)
2009年の後半に一時国会等で話題になり、その後立ち消えになった政府紙幣(貨幣)の発行に関して書かれた貴重な本である。 著者の主張は極めて明快である。 まず、平成不況の間中、一貫して流布されてきた風説、すなわち「構造改 革を進めればやがて景気は回復する」「まずは不良債権の処理が必要」 「デフレ・ギャップは生じていない」「公共投資は効果がない」「財政再 建のためには支出の削減がまず必要」といったものがすべて嘘であり、そ れらがあたかもどこからか綿密な発信指令が出されているかのようであっ たと指摘する。 次に、この不況がアメリカの主張する「構造不況」などではなく、「自生 的有効需要支出額」の低迷(民間と政府の支出が少ないということ) によって生じたものであり、その5割を占める政府支出を増やせば 解決する類のものであること、そして、国の借金を増やすことなく政府支出を 増やす手段として、政府の貨幣発行特権を使え!と主張する。 さらには、この耳慣れない政府の貨幣発行特権行使への不安を取り払うた めの具体的手段も提示し、メリットだけで危険の全くない救国の秘策であ ると結論付ける。 単純にして明快な主張であり、そのため、驚くほど薄い本でありながら何 度も同じ主張が繰り返されるくどさがある上、論文調の硬い文章であるが、 小泉・竹中ラインによって断行された構造改革を一刀両断に切り捨てる、 痛快にして国民必読の書である。
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
久しぶりに歯ごたえのある経済本,
By 陽山 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 政府貨幣特権を発動せよ。―救国の秘策の提言 (単行本)
とても勉強になった。丹羽先生の政府貨幣発行論は説得力があるし、 ホンモノだと思う。 リーマンショック以来、日本でもアメリカ型金融資本主義や 新自由主義経済理論への不信感が高まってきたが、 今こそ、政府貨幣発行論に政府も政治家も耳を傾けるべきである。 政府が財政政策として政府貨幣発行によって財源を確保し 大型の財政出動をするべきだという先生の主張は、 日銀が金融政策として十分な通貨供給を実行できない現状では、 妙案に思える。 さまざまな国内や国外の思惑や既得利権によって 妨害されるかもしないが、 この政策を進めるよう政界や財界が協力すべきだと思う。
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
政府貨幣を正しく理解するための数少ない作品,
By じゅぱんす (熊本県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 政府貨幣特権を発動せよ。―救国の秘策の提言 (単行本)
先日、与党内部の一部の議員グループが、政府紙幣の発行などを麻生首相に提言しましたが、政府紙幣発行という政策に対する閣僚などの反応は、「円天のようなもの」などとまったく見当違いの無理解に基づく冷たいものでした。なぜ、そのようなひどい誤解・曲解がマスコミも含めて広がっているのかについても述べられています。この作品は、間違いなく、政府紙幣(政府貨幣)を理解するための数少ない基本書となるものです。 また、ケインズ経済学を『雇用・利子及び貨幣の一般理論』(ケインズ著)から学ぼうとして、難しいと感じた人は、この本あるいは『謀略の思想「反ケインズ」主義』(丹羽春喜著)から読み始めることをおすすめします。きっと、ケインズ経済学の「肝」となる部分についての理解が進むでしょう。
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