久々にプラズマの本が発売したと思ったので、買ってみました。プラズマの学習に取り掛かる4年や院生にはいいかと思います。
新しいだけあって最近の話題にも触れた序論となっています。
その後は、プラズマの基礎特性やグローやアーク放電、パッシェンやストリーマの話などよくあるプラズマの本と変わりません。
しかし、序論からプラズマの本題に入る前に導出で使うベクトルなどの数式を解説している所が親切です。特に円筒座標で使うベッセル関数(極座標だとルジャンドルだっけ?)にも触れている教科書は初めて見ました。
その後の展開も新鮮でした。高周波電源のマッチングの話やインピーダンスの話等に着目しています。驚いたのが、高周波の電力や高電圧、大電流の測定法を詳しく述べています(スミス図や導波管など)。そして、演習問題もたくさんあり、ちゃんと解答も載っています。
ただ、許せない箇所が一箇所あります。マクスウェルボルツマンの「速度」分布の図が載っていますが、あの図は「速さ」分布の図です!(このミス結構あります。教鞭に立つ人にも)。まじめに勉強する人には混乱を招くので、こういうミスには気をつけてほしいものです。てな訳で、星減点1にします。