水城さんってBLのヒトっていうイメージがすごくあったんですが、偶然4巻を手にしたことでその先入観が見事に覆されました。
1巻から読み始めたわけでもないのにいきなり物語の中に引きずり込まれて、家に帰る前に本屋に寄って全巻購入したほど。久しぶりにドキドキしました。
何というか…自分が何者であるか探し続けるというある種普遍的なテーマを扱っていながら、全ての登場人物が課題を乗り越えられるわけではない、ってところにすごく惹かれます。誰かをすごく好きになって、その人を自分のものにしたいと願うあまりに自己と他者の境界があいまいになる。ナイフの刃先ぐらいのその一瞬を危ういバランスで切り取って、こんなに美しく描いてくれた作家ってあまりいないかも。
早く5巻がでないかな。じりじりしながら待ってます。